強制的に鼻呼吸

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from 杉本

現在私は、
酸素療法という分野の製品を、
販売する企業のトレーニングについて、
コンサルティングしています。

トレーニングするに当たって、
酸素を身体に取り入れる仕組みについて、
学ぶ必要もありました。

そこで、空気を吸うということについて、
大切なことを学びました。

それは、
鼻には２種類の毛があるということです。

１つは鼻毛で、
鼻毛はホコリや花粉などの異物が、
体内に入るのを防ぐ働きがあります。

もう一つは、
鼻毛の奥にある腺毛（せんもう）です。

腺毛は、
鼻の粘膜全体にあり、
ムチのように、
しなやかに動いています。

鼻毛のブロックをくぐり抜けた、
細菌やウイルスなどの異物は、
粘膜に付着しようとします。

腺毛は、放っておくと病気の原因となる、
それらの細菌やウイルスの異物を、
ノドまで運びます。

またノドの奥にある気管の腺毛は、
鼻と逆向きに運動することで、
やはり異物が、
ノドに集まるようになっています。

そして細菌やウイルスなどの異物は、
タンとして、
口から体の外へ排出されます。

こうした排出機能により、
腺毛が私達の健康を保ってくれています。

もう１つの大事なことは、
空気が鼻から肺に入るとき、
わずかな間で、
湿度70％・湿度32℃程の空気になります。

空気が鼻を通過する時間は、
わずか0.1秒程。

鼻はその一瞬の間に、
冷たい空気を、
およそ32℃まで暖めることが出来ます。

つまり、ノドの乾燥を防いでくれるのです。

また鼻毛と腺毛が、
空気中の異物を、
およそ、７割ほども取り除いてくれるため、
私達は安心して呼吸ができます。

さて、ここからが本題です。

鼻で呼吸することは、
人間本来の呼吸法であることを
お伝えしたかったために、
長々と鼻のことを書かせていただきました。

ところで、あなたは朝起きたときに、
口の中が渇いていると感じたことがありますか？

そう言う場合は、
寝ているときに、
口呼吸になっているのかも知れません。

口呼吸はのどの乾燥から、
風邪などの病原菌に感染したり、
舌がのどの奥に落ち込み、
それが呼吸の妨げになって、
大きないびきもかいていることが多いのです。

実は私もそうなんです。

家内から、大きないびきをかいていることや、
時々、呼吸が止まっていることを、
指摘されるようになった頃から、
風邪をひきやすくなったり、
昼間眠くて仕方がなかったりするようになりました。

睡眠中に、
口で呼吸をしていると、
のどや扁桃腺の乾燥から病気になりやすく、
口の中の良い菌だけが死滅するため、
虫歯になりやすいとも言われています。

しかし鼻呼吸は、
空気が鼻を通ることで温められ、
適度な湿気を帯びるため、
鼻や気管の腺毛が健全な状態を保てます。

鼻呼吸は、
良質な睡眠や、
健康への近道と言えます。

それで、今私は寝るときに、
強制的に鼻呼吸にしています。

強制的にというのは、
口に縦に、いわゆるバンドエイドというか、
傷パッドを貼って寝るのです。

ただし、上等のものは粘着力が強いので、
口の上から貼るのには向きません。

はがれやすい安物の方が、
はがすとき、顔の皮膚を痛めません。

口が開かないように貼って寝ると、
鼻でしか呼吸ができないので、
鼻呼吸になります。

おかげさまで、
いびきもあまりかかなくなり、
熟睡できるようになりました。

やる気も出ます。

イライラも少なくなります。

目覚めの良い朝を迎えられることは、
何にも増して幸せなことです。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋（すぎもと　しげひろ）

PS.　健康を維持できているなら、
次はもっと幸せに生きることについて、
学んでみるというのはどうでしょう？

http://www.0stresslife.com/zrl/