一隅を照らす
From 古賀令子
もう12月に入りましたね。
あなたはお気に入りのカレンダー、
ありますか?
私は、東京の知人が毎年送ってくれる
「星野富弘さん」のカレンダーが大好きで、
一番目立つところに飾っています。
日常的な自然の風景と、その横に書かれている
言葉にいつもハッとさせられ、もう約5年分
保管してるんですよ。
知人は毎年この時期になると、東京から
約3時間以上かけて群馬県の「星野富弘美術館」
に出かけて、そこから私にも送ってくれます。
知人は5年前に、余命数か月と末期がんを
宣告され、自暴自棄になった時に、星野さんの絵に
出合い、美術館へ出かけたんですね。
そこで、大変な苦しみや悲しみを超えて掴んだものを、
自分に与えられている持ち味で、発信し、多くの人に
勇気と感動を与えていることを知りました。
それからは、ガンと闘うのではなく、
共存しようと決め、全ての治療をやめて
今自分が出来ることを楽しみながら、
活動していますが、とても元気なんですよ。
ところで、ある会で漢学者、安岡正篤の
「一隅を照らす」という詩を紹介されたのですが
すぐ思い浮かべたのが星野さんです。
星野さんの生き方そのものが、
「一隅を照らす」だと思いました。
もともとは、天台宗の開祖、最澄の言葉なんですよね。
「人間誰でもが、”一隅を照らす“だけの力量が
与えられて、この世に存在する。
他人と比べて、私は力がない、能力がない
ダメだ、と思ったらいけない。
自分の持ち場で”一隅を照らそう“と努力したときに
照らせるようになり、すると周りから引き上げられ、
より広範囲で多くの人と仕事をするようになる。
またそこで、照らし続けていると、ますます広く
多くの人に引き上げられ、いつしか国を
ほのかに照らすようになる。
全ての始まりは、まず自分自身が明かりになること。
人は誰でも、一隅を照らせるように存在している。」
まずは、今の自分が出来る事を、縁ある場所で、
縁ある人達のためにしっかり行う事だと思います。
ひとり一人が、自分の役割に気づき、
職場や地域、家庭で果たせば、やがて
大きな力になっていくことでしょう。
最後に安岡正篤の詩をご紹介します。
一つの灯火を掲げて一隅を照らす。
そうした誠心誠意の歩みを続けると、
いつか必ず共鳴する人が現れてくる。
一灯は二灯となり三灯となり、
いつしか万灯となって、
国をほのかに照らすようになる。
あなたは一隅を照らすために、何から始めますか?
PS
このプログラムを学ぶことで、自分の役割に気づき、
行動もスピードアップすると思いますよ。
http://www.nextleader.jp/the7habits/freebook/
少しぐらいのことで、少しくらい、うまくいかなくても、あまり自分が、ダメだと思いこまず、できることを少しずつ、しようと思いました。
私も私なりに何か、できるかもしれないと思いました。周りの人に親切にしたり、思いやりの心を忘れないことにします。
「一隅を照らす」、初めてしった言葉です。
まずは自分が成り、家族、皆のためになります.
まったく同感 感激新たにしました。
一隅を照らすもの国の宝なり!!。
一灯を掲げて暗闇を行く!!
暗いと不平を言うよりも 小さな炎を 進んで掲げましょう。
有り難う御座います。
今日一日頑張ります。
古賀令子様の文章にはいつも敬服しています。付け焼刃でないのですね。自分ご自身に痛感することを述べているおられるからですね。ありがとうございました。
「一隅を照らす」
いいですね。
小説を書いていますが、うっかりすると「才能がない」という考えがちらつきます。
でも、わたしの書いたものに感動してくれた女の子もいます。一隅を照らせているでしょうか?
朝からいいお話を読ませてもらいました。今日はそれだけでラッキーです。