キャサリンとおんなじで〜す。
from 杉本
長女がアメリカの小学校に通い出して、
しばらく立った頃、
授業中に、先生が、
生徒たちに意見を求めたのだそうです。
キャサリンという女の子が、
意見を述べてから、
先生は、長女に、
「あなたはどう思うの?」
と尋ねました。
長女は、
日本の学校で、
しばしばやっていたように、
「私も、キャサリンと同じで〜す。」
と答えたのですが、
先生は、
「あなたは、キャサリンではないでしょう?」
「あなたの意見が聞きたいな?」
と言ったのだそうです。
そして、長女が、
つたない英語で答えるまで、
ニコニコしながら、
待ってくれたのだそうです。
何でもアメリカが一番だとは思いませんが、
日本の学校だったら、
こんなふうには、
問い返されないだろうなと、
感心しました。
スティーブ・ジョブズが言うように、
「Think Different」は大事です。
ほかの人と、
違っている考えは、
価値があり、
周囲が反対するアイデアこそ、
大きな成功に結びつく可能性が高いのです。
年をとっても、
そうしたアイデアを、
持てるようにするために、
これまでに固まってしまった、
物の見方、自分の常識などを、
見直すようにしなければなりません。
常識にとらわれない、
自由な発想の原点は、
「視点を変える」ことです。
視点を変えることのできる人と、
そうでない人を、
チェックするための、
簡単なテストをしてみましょう。
下の図1は、
視点を変えて見ることの大切さを、
教えてくれます。
ここに並ぶ、
マヤ遺跡から発見されたような、
記号らしき模様の解読に、
挑戦してみてください。
さて、図1の模様の問題が、
どうしてもわからなかった方は、
上と下の黒色帯を少しずらした図10で、
はっきりとした文字が読取れるはずです。
ということで、
視点を変えるヒントを2つ。
・マクロに引いて見る
・思い込みを捨てて視野を広げる
『佐藤可士和の超整理術』 より
仕事においても、
普段の生活においても、
なにか行き詰ったと感じるときは、
考え方が硬直して、
視点が固定されてしまっている可能性が、
高いと思います。
だから、意識的に、
視点を変えるスキルを、
身に付けておくと便利です。
「マクロに引いて見る」とは、
「全体的にはどうなんだろう?」
と考えてみる。
「そもそもこの仕事の目的って?」
という感じです。
何か、とんでもない大きな壁に、
ぶつかったと感じたときは、
さらに思いっきり、
大きく考えてみる。
例えば地球規模とか、
宇宙規模のように。
すると自分がかかえている問題なんて、
全然、たいしたことではないと、
思えてきます。
「思い込みを捨てて視野を広げる」は、
ちょっと難しいですが、
健全な疑いの目で、
物事を見るってことでしょうか。
仕事であれば、
「この手順って、本当に効率的?」
「この書類は本当に必要なのか?」など。
こういう健全な疑いの目が、
改善のアイデアを生んでくれますね。
「視点を変えて、
自由な発想ができるようになる」
私の今年の、
大きな目標の1つです。
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS. 漢字の意味が明確でないとき、辞書でそれに当たる英語を見ると、
「わかった」と思う時がありますよ。苦手な英語に取り組んでみると、視野が広がるかも!
www.honjo-e.com/HDT/
思い込みからなかなかさよなら出来ないんですよね。。。困ったものです。