素晴らしい”負け”

Posted by admin in 辻, 辻　フロー On 3月 19, 2013

おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。

グッドルーザーという言葉を
ご存知でしょうか？

グッドとはよい、素晴らしいです。
ルーザーとは負けた人、
敗者のことをいいます。

素晴らしい敗者とはいったい
何でしょうか？

たいていは勝った人、即ち勝者こそが
素晴らしいものとされます。

だからこそどんな人も勝ちを
目指します。

勝って勝者になろうとするのです。
しかし、勝負には勝ちと負けがあります。

勝者もいれば敗者もある。
負ける人がいなければ勝つ人もいない。

誰もが負けるためにやってはいません。
勝つためにやっているのに
負けることもあるのです。

そんな結果が出たときに、
その人の真の素晴らしさが表れます。

勝てば誰でも素晴らしく見えるものです。
それでは負けたときにも素晴らしく
見える人とはどんな人なのでしょうか？

グッドルーザーとは勝つために
精一杯全力を尽くしてやってきた
人をそういいます。

結果のために結果よりも過程を
一生懸命に悔いなきようやってきた人。

過去にくよくよせず今に自分の持てる
ものを出しきり精一杯生きている人。

やってきたすべての過程を感謝して
ありがたいと考えている人。

自分の持てる力よりもさらに成長
しようとチャレンジしてきた人。

そして、自分を信じてやってきた人。

要するに揺らがず・囚われず自分の
心を高いレベルで取り組んできた人。

負けてよいはずはない中で、
負けてもそこで堂々と胸を張って
いられる生き方をしてきた人、

そんな人を本物のグッドルーザーと
わたしは呼んでいます。

どんな人も負ける可能性がある中、
今この瞬間を最高に輝いて生きよう
としている人です。

グッドルーザーこそ「もう一つ脳」、
ライフスキル脳の持ち主に他なりません。

ライフスキル脳が使えると集中が
高まりパフォーマンスが上がるので
勝つ人を生み出しますが、

今この瞬間にベストを尽くす
生き方ができるので、たとえ負けても
自分らしい人生を胸を張って歩める
のではないでしょうか。

その方が気分がいいでしょう。

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