不安を除去する方法
From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
「そんなもん作ったってダメや!」
神奈川県でおこなわれたジュニアオリンピックでのこと…
砲丸投げの決勝前夜のことです…
3年生の選手のために、
1年生が一生懸命テルテル坊主を作りました…
砲丸投げの場合、雨が振ると寒くなり、
指がかじかんで砲丸がうまく握れない、、、
するといつもの調子が出せずに結果がでない
ということが起きるからです。
1年生は3年生のためを思って、
雨が降らないようにと願いを込めて
テルテル坊主を作っていたのです。
テルテル坊主で雨が降らなくなるとは、
彼らも本気で考えてはいません。
しかし、少しでも3年生の不安がなくなれば、、、
と思い、気持ちを込めて作ったのです…
一見するととても素晴らしいステキな話に聞こえます。
しかし監督で、後に原田メソッドとして
何万人もの目標達成をサポートする原田さんは
その生徒たちにこう言いました…
「ええか。このテルテル坊主の気持ちは嬉しい
嬉しいけど、テルテル坊主200個作ったかって、
天気は変えられへん。そんなもん、
なんぼやったかってダメや。
結果と関係ない!」
目標達成のエキスパート、原田さんによれば、
不安を除去する最高の方法は「準備」
危機管理の鉄則で
「最低最悪の状態を想定し、
最高の準備で臨み、楽観的に対応する」
というのがあります。
彼はこれを部員に徹底させました。
その日は、天気予報でも晴れマーク。
絶対に雨は降らないということ。
しかし、選手は明日が本番となると、
どうしても緊張して、不安になってしまいます。
ところが、当日、
その選手は生き生きとした目をしています。
不安にならなかったのか?
不安で、不安でしょうがなかったと。。。
それでかつて日本一になった先輩に電話で相談したと。。。
するとその先輩は、
「それはオマエ、準備不足や」
と一蹴されたといいます。
そして、誰もが晴れると言うなかで、、
雨が降った時の「準備」を徹底的にしたのです。
その選手のカバンは大きく膨らんでいました。
傘、かっぱ、替えの下着、使い捨てカイロなど、、、
本人が言うには、
最初は不安でしかたなかったが、
コンビニで買物をしてカバンに詰めているうちに、
不安は消えていき、、、
不安が自信に変わっていったとのこと…
***
ほとんどの人は不安を感じた時、
何をするかというと、何もしない…
あるいは友達に相談して、
慰め合うとか、、、
自己啓発大好きな人だと
「絶対できる!」とか
アファーメーションをしたり、、、
しかし、このどれもこれもが、
現実的な対応とは言えない。
物理的な現実世界に変化がないのだから、
心の状態もなかなか変化しない…
そうして、自分は不安じゃない
と自分に嘘をついて、本番に臨む。
結果はでなくて当然だ…
この話から分かるように、
不安や心配を取り除く、最も現実的な方法は
「準備」や練習である。
準備や練習をきっちりやっていれば、
プラス思考とかマイナス思考とか
関係なく、不安はなくなっていく。
ちなみにこの原田さんが教えた中学は、
とんでもない環境から、、、
ーサバイバルナイフを持ちあるく生徒がいるような状況ー
なんと13年連続、日本一という偉業を達成している…
(大阪の人ならこの環境をよく知ってるので
詳しく知れば知るほど、信じられない気持ちになるだろう)
「そんなもん作ったってダメや!」
そんなことやっても変わらない。
何てことを、われわれはどれだけやってるだろうか?
不安の除去に必要なのは、
新しい心理メソッドではない。
ただひとつ、現実を変えることではないか?
-小川忠洋
P.S.
そんな、原田さんの
目標達成メソッドが教材になった。
150個限定の販売なので、
ぜひ早めにチェックしてほしい。
http://www.business-training.jp/harada_method/
事前準備、練習が本番への自信を持たせる。 確かです。
人生においても、そうでしょう。 株もそうです。
株においては、自分の過去検証をして、なんてバカなことをしていたのか? と気づくこと。でもそれをしたときの気持ちを思い返せば、解らないでもない。 その反省をもとに次の手を事前に打っておく。
株価の先き予測は、一秒先でも誰にも読めない。 (でもこれを知っている人はいるかも? 誰にも言わないから解らないだけのはなしかも。) でも株価の先は、上がるか? 下がるか?横ばいか?の三つだけ。 確立33%です。 そしてそれぞれの事前シミュレーションをしておけば、本番になってもあわてることなく、焦ることなく、冷静に手を打てて、そして儲けを出せるのです。 それが株です。 人生も同じですね。
(う~ん。) としばし自分の毎日のを考えてしまいました。
準備と練習が重要だという事はあたりまえで、みんな分かっているのです。 が、怠ってしまいがちですよね…。 「準備すること」が、これほどまでにメンタルにも影響するのか! ということがよく伝わってくる文章、思わず書き込みたくなりました。 今日やり残したことのないようにしっかり明日に向けて準備する。そんな気持ちを日々の中で持ち続けることで、仕事が効率化したり、迷いがなくなったり、不安も減り、より積極的に行動できるようになれる気がします。
私、企業経営の「リスクマネジメント」コンサルタントとして
経営アドバイスやセミナー、講座の企画・講義を行っている者ですが、
その立場として”全くその通り!”だと思います。
よく、「何かあったら、その時に考えればいい!」と言う方がいますが
問題が発生してから”どうするか”を考えていると
時間の制限や焦りなどで、「最善の解決策」が選択できなくなります。
結果として最悪の結末を招くこともありえます。
「”時間に”・”心に”余裕がある間に、できるだけのことをしておく・・・」
人間が経営している「企業」の活動にも同じことがいえます。
松虫中学どど根性ですね。僕も陸上部でしたので懐かしく想い、ついコメントしてしまいました。