目をじぶん以外に向けると・・・
from 杉本
有名なコピーライターの、
糸井重里さんはこう言っています。
「じぶんはどうあるべきか、
じぶんの道はこれでいいのか?
そういうことを考えることは、
悪いことじゃない。
だけど、目がじぶんに向いているうちは、
ふらふらと不安定でしかいられないんだよなあ。
目をじぶんから離さないと、
力は出せない。」
この言葉について考えていると、
次のような言葉を思い出しました。
「傲慢はじぶんにとりこになってしまうことであって、
謙遜はじぶんから自由でいることです。」
作者不詳
目をじぶんから離すことについては、
慢性病を持つ人に対して、
よく医師はこのような提案をなさいます。
「病気を忘れている時間を作ることの意義は、
病気と自分との関係を新しくし、
生命力を正常にさせる効果があります。
それには自分以外のことに、
目を向ける必要があります。
心を外に向け、
慢性病からの影響を、
極力受けない訓練をすることです。」
つまり、病気は病気として受け入れ、
しかしその不快感や苦痛を気にしなくなる時間を、
作らなければなりません。
例えば、社会的な貢献をしていく、
という発想はいかがでしょう。
苦痛から自分を解放して、
社会に役に立つ自分を作ることにより、
徐々に慢性病から解放されます。
病気と自分の生き方を切り離し、
機嫌良く明るく生きる訓練が必要です。
もう1つ、
「自分のやりたい事はなにか?」
「適職は何か?」
と、考えても答えが見つからない人がいます。
見つけられないから、
とりあえず生活のために、
働いている人もいることでしょう。
見つける人と、
見つけられない人の差は、
探している場所が違うだけだ、
という方もいます。
それは、
見つけられない人は、
自分の中に答えがあると思い探し、
他方、見つける人は、
自分以外のところを、
探しているからかも知れません。
見つけようとするのであれば、
人と人との、
関係性の中での役割を考えて見ると、
いいかも知れないですよ。
自分の外へ目を向けることで、
答えが解ってくるのです。
社会や企業、家族に対して、
どんな貢献ができるのかが。
育自コンサルタント
−じぶんを育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS. じぶんの目を、内にばかり向けて、
悩み続けないようにすることについては、
モルツ博士もたくさん語ってくれています。
http://www.0stresslife.com/zrl/
身の回りの人を見渡すと逆に「他人ばかり見ている人」ばかりです。もっと自分にフォーカスして欲しい。田中さん、佐藤さん、鈴木さんと酒を飲んでいるなら、ベンジャミンの話ではなく、田中さん、佐藤さん、鈴木さんの話が聞きたいです。ただ、お店の視察をする場合は他人にフォーカスするのは凄く重要。例えば自分は男だから女の趣味はわからない。だからその店で何が売れるか、展示会で何が注目されてるのかは、そのお店や展示会の訪問者がどんな商品に群がるかを見ると参考になる。自分の目線でなく、他人の目線だからこそ見える実例のひとつです。
大変すばらしい内容をありがとうございました。本文中に、
「病気を忘れている時間を作ることの意義は、病気と自分との関係を新しくし、生命力を正常にさせる効果があります。
それには自分以外のことに、目を向ける必要があります。
心を外に向け、慢性病からの影響を、極力受けない訓練をすることです。」
という、医師の言葉を紹介なさっていますが、もし何か出典等がありましたら教えていただけませんでしょうか。
実は身内のものが癌を患い、手術は成功したものの、5年後生存率があまり高くないステージです(かなり低いのです)。まだ若く小さな子どももいます。
上の医師の言葉は非常に重要だと思うので、ぜひ伝えたいと思います。もし何か本などありましたら教えてくださいませ。
初めまして。いつも興味深く拝見しています。
「見つけられない人は、自分の中に答えがあると思い探し・・・」
まさに言い当てられてどきっとしました。視点を変える良いきっかけをいただきました、ありがとうございました。
納得しました。真剣に一気に読み終えました。胸の中がちょっとスッキリしました。有難うございました。