最悪!
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
スポーツ選手のインタビューを
見ていると、多くの選手が
淡々と答えていることに
気付かれるかもしれません。
例えばイチロー選手は、
テレビのインタビューで、
言葉を選びながら、
ゆっくりと話しています。
リポーターが
「今日の試合は残念でしたね~」
と言ってきても、
「そうなんです、本当に残念でした」
なんて同調はしません。
なぜ、このような話し方を
するのでしょうか?
それは、自分の発する言葉が
自分のパフォーマンスに
影響を与えることを
知っているからでしょう。
ファンやテレビの前の
視聴者を意識して
言葉を選んでいるのでは
ありません。
自分の心を良い状態に保ち、
パフォーマンスを安定させる
ために言葉を選んでいるのです。
「前回の試合は最悪だった」と
言って、いつまでもとらわれて
いては、次の試合での
パフォーマンスが
落ちてしまいます。
試合だけではありません。
練習中のパフォーマンスや、
練習をしていない時の
コミュニケーションや
もろもろのパフォーマンス、
全てが低下してしまうでしょう。
それを理解しているからこそ、
言葉を慎重に選んで、
心が外界からの不快な攻撃に
持っていかれないように
守っているのです。
言葉は私たちが持つ、
自分の心をフローにできる
最高のツールの 1 つです。
ですが、多くの人はこの
言葉の重要性に
気付いていません。
例えば、朝から雨が降っていたら
「最悪」と言って、雨で道路が
渋滞していたらまた「最悪」と言う。
電車に乗り遅れて「最悪」と
言ったり、会社に着いたら突然
予定外の仕事を任され
「最悪」と言う。
こういう人は、何も考えていません。
「最悪」と自分で言ったそのことが
自分をノンフローにしていることに
気付いていないのです。
もし、友人から
「おまえ最悪なやつだな」と言われたら、
きっとショックでしょう。
ノンフローになってしまうでしょう。
にも関わらず、同じことを
自分自身にしているのです。
私たちの体は口に入れる
食べ物でできています。
一方心は耳に入れる
言葉でできているのです。
健康を意識したいと思うなら、
口に入れる食べ物を選ぶはずです。
心を健康に保ちたいと思うなら、
耳に入れる言葉を選びましょう。
しかしながら、
他人が言う言葉は
どうすることもできません。
自分が言ってほしいと思う
言葉だけを相手に言って
もらうことは不可能です。
これでは、自分の心は相手次第と
なってしまいます。
褒められたら気分がいいけど、
叱られたら気分が悪い。
自分の機嫌が完全に相手に
コントロールされて
しまっているのです。
だからこそ、自分で発する
言葉くらいは最低限選んで
ほしいと思います。
「最悪」と思ってはいけないとか、
「むかつく」と思ってはいけない
という意味ではありません。
ただ、それを無意識的に口に
出して、いつまでも機嫌の
悪い状態でいることが
本当にあなたのために
なるのかどうか、
考えてほしいと思います。
言葉を選びましょう!
P.S.
言葉以外にも、自分をフローに
してパフォーマンスを最大化して
いくための方法はあります。
その方法を 24 の思考法に
まとめてお伝えします…
↓
http://123direct.info/tracking/af/368691/x5V7yb85/
「あの人変わっている!」という言葉は多くは否定的な意味で使われることが多いようです。
自分も変わっているといわれることがあるけど全く嫌な気持ちにはなりません。
「97対3の法則」というのが自分の考え方にあって97%以上のものは負ける人で
わずか3%未満の人のみが勝てるものです。だから「みんながこうだから」と流される
人はみんなと同じように負けてしまう。ブレーメンの笛吹きに踊らされて付いていき
海の中に落ちてしまうねずみのようにサブプライムローンの金融商品に多くのエリートも
やられてしまったように。人を傷つけることや嫌がることをするのはナンセンスだけれど
人に常に付和雷同的にフォローするのは安全なように見えてむしろ危険なことです。
日本人はとかく他人の目を気にしすぎて自分の意見を持たず流されやすい。
赤の他人ならともかく本当の友人なら一時嫌われてもその人に言うべきことは言ってあげる
方が本当の思いやりだと思います。女性に対しても常におべんちゃらばかり言う人より
時にはビシッと話せる人の方が持てます。