忘れっぽい性格は本当にダメなのか?
From:小川忠洋
大阪のオフィスより、、、
以前、クライアントの
一人と電話で喋っていた時の事・・・
そのクライアントは
数年前のマスターマインド・コーチングの
メンバーだったのでその時からの付き合いだ。
電話でちょっとした
インタビューをしていたんだけど、
最後に彼女から僕への質問で、、、
「小川さんが自分で
自分の好きな所ってどこですか?」
と聞かれた。
自分の好きな所かーーー?
考えた事なかったなーー。
と思って考えを巡らせていた。
そして、
「忘れっぽい所ですかねぇー」
と答えた。
僕はとても忘れっぽい性格だ。
自分の言った事もスグに忘れるくらい。
だからラン(妻)にはよく怒られている。
そんなこんなしている時にふと、
ーそういえば、
ブログのコメントで忘れっぽい性格が
イヤみたいなのがあったな・・・ー
と思い出した。
同じ忘れっぽい性格でも、
それを好きな人間もいれば、
嫌いな人間もいる。
どんな性格もコインの表と裏で出来ている。
だからいい面もあれば悪い面もある。
場面によっては良く出て
場面によっては悪く出る。
どちらを見るかは自分自身の選択だが、
僕はどうせ同じ性格なんだからいい方を
見た方がいいと思っている。
「忘れっぽい性格」
を好きなのには理由がある。
忘れっぽい性格は一見、
欠点にしか聞こえないが、
実際はそんな事はない。
コインの表と裏だ。
記憶がいい、という能力が
いつだっていい影響が出るとは限らないのだ。
普通に生きていれば、
忘れてしまった方がいい事が
たくさんある・・・
例えば、過去の失敗。
記憶が良すぎて過去の失敗を
いつまでたっても覚えているのは
決していい事ではない。
それが、昨日の事だったとしても
去年の事だったとしても、
10年前の事だったとしても。。。
そんな事はさっさと忘れてしまって、
次に向かった方がいい。
過去の失敗を
何度繰り返して経験したとしても、
何度、再現したとしても
それは決して修復できるモノではない。
それよりもそんな事にとらわれて、
今の事をおろそかにする方が
よっぽどばからしい。
忘れっぽいという性格は、
実はこんな時に非常に役に立つ。
過去の失敗を忘れないと
仕事だって上手くいかなくなる。
昨日の空振りを覚えていたら
バッターは自信を持って
バットを振る事ができなくなる。
昨日の言い間違いを覚えていたら、
今日は自信をもって
プレゼンする事ができなくなる。
忘れてしまおう。意識して忘れてしまおう。
何を忘れるべきか?
昨日の自分の失敗。
昨日、恥をかいた事。
昨日の他人の失敗。
昨日の不満。
などなど。
忘れるべき事はたくさんある。
覚えている必要のない事はたくさんある。
そして、今日の一日を
キレイでまっさらな
心の状態からスタートしよう!
-小川忠洋
PS:
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小川様
「忘れる能力」って大事だと思います。その通り!
私の言いたい事は3つあって、
1. 過去の経験談は試行錯誤していた時の小さな失敗を忘れて、結果につながった事を憶えて
いることの証です。だから、記憶力と忘れる能力の組合せだと思います。
2. 忘れっぽいことと、記憶力の塊であることは相反しないと思います。前を向いて進み続けて
いる限りは、ですが。
3. 記憶力の塊であることの長所は、リスクマネジメントに秀でる可能性が高いことです。
失敗経験をよく分析して、次に同じパターンを繰り返さないこと。これをやれるためには記憶力が
一番の軸になります。
一方、忘れっぽいことの長所は、人を赦せることだと思います。自分の赦せることも同じです。
私は記憶力があるからこそ人を赦せる、そんな力を身に着けようと努力しています。
どうか、記憶力の良すぎる私をあまり差別しないで下さいね(・・・・笑)
おはようございます。アンゴラのフアンボより送信しています。19日2時30分です。
今回の記事を読んで、初めて小川忠洋という人物に、少し親しみを感じました。私もよく愛妻に叱られます。
忘れられるということは本当に素晴らしい能力だと思っています。ずっと前からですが、「物忘れする」コンピューターが出来たらものすごい進化だよ、と友人に言っているのですが、「?・・」という反応で終わりです。