5分で変わる、生産性
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
私は産業医として、
企業のメンタルトレーニングを
行っています。
ある企業の会議へ
オブザーバーとして
出席した時のことです。
わたしはその会議の様子を
観察していました。
会議には報告会のような
情報のシェアを目的とした
ものもありますが、
その会議は違いました。
参加者から
意見やアイデアをもらい、
既存の事業の改善策を
模索するためのものでした。
会議の参加者も
各部門のトップの人たち。
その会社の方向性を決める
会議といっても過言ではありません。
しかし、実際のところ
その会議は全くと言っていい程
機能していませんでした。
活発な意見交換などなく、
みなが行き詰まっていて
暗く険しい表情をしています。
そのような状態だったので、
わたしはタイムアウトを取り、
少し流れを変えるための
方法を取り入れました。
その目的は、もちろん、
会議の参加者に少しでも
フローになってもらうことです。
どう見てもみなノンフローで、
パフォーマンスが低かったので、
少しでもフローへ傾かせ、
参加者一人一人のパフォーマンスを
高める必要があると感じたのです。
心をフローに傾けるには、
ライフスキルが必要です。
本当なら普段から
ライフスキルを鍛えて頂き、
いざというときにも、心をフローへ
持って行ける基礎を培って
頂きたいところですが、
その時は、すぐにでも変化を起こせる
簡単なライフスキルを試しました。
ライフスキルは色々とありますが、
私は「好きな食べ物を考えてください」
と指示しました。
怪訝そうな顔をしている方も
多かったのですが、今度は
その好きな食べ物を周りの人と
シェアしあってもらいます。
好きな食べ物の話を
ほんの数分してもらうのです。
すると不思議なことに、
その後の会議のパフォーマンスは
確実に上がります。
意見交換が活発になり、
生産的な時間を過ごせるのです。
まさにライフスキルによって
心にフロー化が起こったのです。
フロー化によって、
集中力や想像力が高まったのです。
好きな食べ物の話をする時間が
もったいないと思う人も多いのですが、
考えてみてください。
ノンフローなまま
だらだらと会議を続けるのと、
5分でもいいので心を整えてから
会議を再開するのと、どちらが
本当に生産的でしょうか?
わたしは後者です。
何事もまずは心を整えてから
行動しなければ、真に高い
パフォーマンスは発揮できないのです。
まずは心を整えましょう。
ライフスキルを働かせて、
心にフローな風を吹かせましょう。
P.S.
こちらで心を整える方法を
お伝えしてします… ↓
http://directlink.jp/tracking/af/368691/x5V7yb85/
ライフスキル、フロー、ノンフローなど、外来語を使いすぎ。
日本語は同音異義語が多いため、ときに外来語に置き換えたほうが
分かりやすい場合もあることは認めよう。
しかし、過度の外来語の使用は、日本語を破壊するものである。
自国語を大切にしているフランス人を見習って欲しい。
まずは心を整えてから行動。。。
いわゆる「心エントリー」ですね!
辻先生の言う事はホント、
シンプルかつ一貫していますので、
非常にわかりやすいです。