人の心配ばかりしているあなたへ
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
「自己中ではないのですか?」
メンタルトレーニングの前提として、
まずは自分の心づくりから、
まず自分をごきげんに気分よく、
フローにすることが
大切であることが挙げられます。
そうすると、たまに
このようなご質問というか、
反論のようなものを頂きます。
「まずは自分の心を大事にしましょう」
というのが、自己中心的に感じるようです。
例えばこのようなご相談を頂きました。
部下を持つ管理職の方なのですが、
部下の 1 人がうつ病に
なってしまったというのです。
現在は病院に行き、薬をもらうなどの
対処をしているとのことでしたが、
上司として何もできない状況が
もどかしい、と言うのです。
何かしてあげたいが、
どうしたらいいですか、
というご相談です。
「どうしたらいいか?」という点は、
メンタルとは別の問題で、認知脳の役目です。
ただしこの場合、
ちゃんと医者に見てもらっているので、
正直、何もできることはないでしょう。
それでも不安なんですとおっしゃいますが、
それは相手に心が持っていかれています。
自分自身の集中力や
パフォーマンスは落ちてしまいますし、
いくら心配したからといって、
部下の状況が改善される
わけでもありません。
上司としてできることは、
部下の早期回復を願いながらも、
自分自身の心がその出来事に
持っていかれることなく、
日々の仕事に全力を注ぐことでしょう。
このような話をすると、
自分のことばかり考えて
相手の事はどうでもいいのですか?
というような反論をしばしば受けます。
それを自己中心的だと
感じる人がいるようです。
確かに、感情的に
心配になるのは分かります。
何かしてあげたいと
思う気持ちも理解できます。
それを否定しているわけではありません。
ただし、自分に何ができるのかを考えると、
現実的に部下のことは
医者や専門家に任せるしかありません。
心配するのはいいのですが、
それに四六時中とらわれてしまい、
やるべき事がおろそかになっては、
本末転倒です。
部下もそれは望んでいないでしょう。
周りにも迷惑がかかります。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、
結局は他人のことを気にかけているようで、
誰のためにもなっていないのです。
自分にできることを一生懸命やる、
それが相手のためにもなるということに
気付いてほしいと思います。
「何をするか」を決めるのは
認知脳の役目ですが、同時にそれを
「どんな心の状態でするか」も
自分で決めることができます。
何が適切な行動なのかは、
学んだことや経験したことや、
専門家のアドバイスなどに基づいて
認知脳をフル回転させ、
判断していって欲しいと思います。
しかし、多くの人は
その行動を高い質で行えません。
判断力や集中力を欠いたり、
いつも通りの能力を発揮できずに、
後悔ばかりしてしまうのです。
ですので、まずは 1 つ 1 つの行動を
高い質で行えるような自分になるために
自分の心を大切にしていきましょうと
ご提案しているわけです。
自分を大事にし、
自分の心を自分で整えていけば、
それが相手のためにもなるのです。
不機嫌なあなたや、
イライラしたあなたより、
ごきげんなあなたでいる方が、
相手のためだと思いませんか?
ぜひ、自分を大切にして欲しいと思います。
P.S.
まずは自分を大切にしてみませんか?
その秘訣をビデオ音声でお話します・・・
↓
http://directlink.jp/tracking/af/368691/x5V7yb85/
とても共感出来る内容です。
3年前に女性のパートナーと起業しましたが、起業後に何かおかしいと感じました。
半年後にうつ病だとわかりました。
毎日、会社に来ては泣くだけで1日が過ぎることもありました。
創業時ゆえに余計にキツかったです。
3年が過ぎた時に全ての仕事を相手に与え、残った仕事は何も無いという状況になりました。
出来る限り相手に心をもっていかれないようにしましたが、2人だけの事務所では難しかったです。
Dr.モルツのプログラムがありましたので、なんとか自分を支えることができていました。
うつ病の人は専門家に任せ、自分の仕事に集中するべきですね。
自分のできることを一生懸命することが相手の為にもなるかぁ・・・なるほど!
相手のことを気遣ってるつもりが実は相手の為になってないのですね。。。
まずは自分を大切にする!
辻先生の教えは一貫しているので、とても分かりやすいです。
いつもありがとうございます。
その通りだと思います。
自分が不幸で貧しくて満たされていないのに他人を幸せにすることはできないと思います。
人は自分が持っているものしか与えられないのですから、まず自分自身を整えハッピーになることですよね。