ベストを尽くせは、ベストを尽くせない
from 杉本
今日は、目標を設定することの重要性を、
いろいろな角度から述べた言葉を、
紹介します。
「人びとは、ベストを尽くそうとしているときには、
ベストを尽くせない。
『ベスト』が具体的に述べられていないので、
『ベストを尽くせ』は、
あいまいな目標と、なってしまうからだ」
この言葉は、目標を、
具体的に、設定すべきだということを、
うまく説明しています。
「具体的」の、
具体とは、物事が、直接に知覚され、
認識されうる、形や内容を、
備えていること、
と定義されています。
「直接に知覚」、
というところが、大切そうですね。
だから、リアルな数字や言葉で、
表現することが重要です。
もう1つ、名言を。
「自分を変えるには、
まず具体的に、どのようになりたいのか、
目標をしっかりと持つことです。
つまり、自分の脳に『幸せな状態』をすり込むのです。
『私は~できて幸せです』の形で、
幸せを感じられる状態を、明記してみるといいでしょう」
(マーシー・シャイモフ)
カーナビの例で言えば、
目的地を、しっかり点で、特定せよということです。
目的地があいまいであれば、入力そのものができませんし、
入力ができなければ
ルート検索も、ルートに沿って、
車を走らせようとする力も、起動しません。
仮に、大まかなエリアでの入力に、成功したとしても、
目的地に近づくにつれ、道に迷ってしまうことでしょう。
目標は具体的に、達成された状態を、
リアルに想像できるように、が原則です。
さらに、名言をもう1つ、
「私達をとりまく大気の中には、
何万、何億という思想が、
いつも飛び交っています。
同時に放送を送り出している、
何百という、ラジオ局のようなものです。
確固たる目標をもたない人は、
あらゆるものに、ダイアルを合わせて、
結局、何も得ることができません。
何百という、相矛盾する考え方に、
なすがままにされて、彼らの人生は、
混乱と苦しみで、いっぱいになっているからです」
一方、確固とした目標を持つ人は、
慎重に、ある1つのことにだけ、
ダイアルを合わせます」
(ジョン・マクドナルド)
いかがですか。
目標を作ってみませんか?
何故ならば、
「通常、目標それ自体は、重要ではない。
重要なのは、目標が人の注意を集中させ、
達成可能な、楽しい活動に、
熱中させるということである。」
(M. チクセントミハイ)
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS.
目標を設定して、それに少しずつでも近づいていると、
人は幸せを感じるものですが、モルツ博士もそのことを強調しています。
http://www.0stresslife.com/zrlb/
よく気軽に「ベストをくせ」といいますが。これでは感情の問題になってしまうのですね。具体的な目標設定がいかに題字かということがよくわかります。杉本様の素晴らしいコメント有難うございました。
具体的な目標設定。あらためてその大切さがわかりました。ありがとうございます。