他人に振り回されっぱなしの方へ
スポーツドクターの辻秀一です。
私は毎日のように色々な方とお会いし、
メンタルトレーニングを行っています。
プロのアスリートの方もいれば、
経営者もいますし学生もいます。
産業医として企業に
サポートへ入ることもあります。
このように多くの方とお会いするので、
実は私はしょっちゅう相手に
もって行かれてしまいます。
相手の言葉、目線や態度など、
人と人とがコミュニケーションをとれば
必ずといっていいほど相手の影響を受け
それに心がもって行かれるのです。
「他人」は私たちの心に影響を与える
大きな要因の 1 つです。
常に私たちは周りから影響を受け、
揺らいだりとらわれたりします。
ごきげんになることもあれば
不機嫌になることもあります。
それは私も例外ではありません。
人と会うのが仕事ですから、
その頻度は多い方でしょう。
ですが、ただただ相手の反応に任せて
自分の心が決められている状態では
決して高いパフォーマンスが出せません。
多くの人と会うからこそ、
常に心を切り替えるライフスキル脳を働かせ、
目の前の方と最高のパフォーマンスで
コミュニケーションを取っていくことが必要です。
どのみち、相手を
変えようとするのは限界があります。
自分の思い通りに相手に発言させることも、
望んだ行動を取らせることもできません。
私たちの心をノンフローにする揺らぎの原因は、
変えることができないのです。
この変えられないことを
心に持ち込んで一喜一憂しているから
ノンフローになってしまうのです。
変えられないもののことを考えれば
心がノンフローになる一方ですから、
「気にしない」と考えたり、
「忘れよう」と考えたりしますが、
それでは相手にもって行かれたままです。
ですが、ライフスキル脳は
このような思考をしません。
ただ「変えられないものは洗い出す」
と思考することがライフスキル脳による思考です。
ただ、変えられないものは洗い出すと
ただただ考えるだけであり、
「”むかつく後輩”とか”嫌味な上司”は
変えられないから洗い出そう」
と目的語を付けて考えることではありません。
この思考をただただ繰り返していけば、
不思議と心のとらわれは減り、
次第に変えられないものを
心に持ち込まなくなるのです。
変えられないものは洗い出すと
ただただ思考しましょう。
変えられないものに
心がもっていかれない自分へと
変化する時がくるはずです。
P.S.
他人に振り回されてばかりいませんか?
でしたら・・・
↓
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2件のコメント
相手は変えられません。
いつもわかってはいるつもりでも,
相手を変えたいと思ってしまいますね。
「変えられないものは洗い出す」というのは
よい考え方だと思いました。
さっそくこれから実践してみたいと思います。
ただただ洗い出すかぁ。。。
なるほど!
確かに嫌な人や嫌な出来事など、
目的語が伴えば、そのことに自分の心が
持って行かれますもんね。
これは気付かなかった!
いつもハッと気づかされます。
いつもありがとうございます ♪