第2の脳を使ったイメトレとは?
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
イメージトレーニングと聞けば、
どんなトレーニングを想像しますか?
例えば、ゴルフコンペの前に
表彰台の上に立っている自分を
イメージしてみるとか、
プレゼンの前に、役員の前で
堂々と話している様子を
イメージしてみるとか、
発言内容や周りの風景などを
まるで実際に体験したかのように
具体的にイメージしてみることが
イメージトレーニングだと
思っているはずです。
実際にこのようなトレーニングは
有効だとも言われていますし
取り入れて成果を上げている人も
いるでしょう。
しかし、このイメージトレーニングは
結果にとらわれたイメージです。
結果に紐付いていて、
結果を出したときのこと、
達成したときのことを
イメージしています。
認知脳が行うイメージは
とにかく結果にとらわれていて
結果に紐付いているため、
心がフローになりにくいのです。
本番でイメージ通りに行くとは
限りませんので、何か想定外のことがあれば
それだけで心が持って行かれ
すぐにノンフローになってしまうでしょう。
状況にとらわれず
安定したパフォーマンスを発揮するには、
ただ心のために、心にフロー化を起こすために
イメージできるスキルが大切です。
しかし、普段認知脳ばかり使っている人は、
これがなかなか難しいのです。
例えば、「赤いもの」をイメージしてみてください。
何が頭の中に浮かびましたか?
これは連想ゲームではありませんので、
実際に頭の中にイメージが浮かぶことが大切です。
トマト。
りんご。
ポスト。
東京タワー。
チューリップ。
いろいろありますね。
認知脳で赤いものを考え出すのではなく、
第2の脳を使って赤いものを
実際にリアルにイメージします。
このような自由なイメージをしていると、
心がフローに傾くはずです。
結果に紐付いていない自由なイメージは、
脳のイメージ力を鍛えるのにも有効です。
柔軟でクリエイティブな発想や
臨機応変な思考、枠を外れた考えは
このような自由なイメージから生まれます。
色のイメージや形のイメージなど、
自由なイメージを楽しんでみましょう。
P.S.
もしクリエイティブな仕事をしているなら
このようなイメージの力を磨いて、
他にはない成果を上げてみませんか?
↓
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1件のコメント
大人になると、どうしても結果のイメージしかしなくなります。
でもこのような単純なイメージも大切ですよね!
「子供っぽい」かもしれませんが、
子どもたちの自由で柔軟なイメージや発想力こそ
我々大人は大切にしないといけませんね。
いつも素敵なメッセージありがとうございます。