人 vs 人工知能
スポーツドクターの辻秀一です。
人工知能の技術革新は凄まじく、
信じられないようなことを
次々に実現しているようです。
先日も、囲碁の対戦において
コンピュータがプロの棋士に
初めて勝利したことが発表されていました。
これまでチェスや将棋では
プロに勝つコンピュータは
存在していたようですが、
囲碁は初めてだそうです。
チェスや将棋に比べ、
囲碁はよりパターンが複雑で、
コンピュータがプロに勝つのは
まだ当分先だと思われていたようです。
ですが、いずれは勝つだろうと
予測されていたということですし、
人工知能の進化のスピードが
凄まじいということなのでしょう。
また、近い将来今あるほとんどの仕事は
人工知能を持ったロボットが
行うことになると言われています。
そうなった時、おそらく我々は
「人とは何か」ということに
真に向き合うことになるはずです。
認知脳が行う様々な思考や行動は、
いずれ人口知能でもできてしまうはずです。
将棋や囲碁などの認知的な勝負、
車の運転や建築物の建造、
医療や教育、投資や経営に至るまで
多くの分野で人工知能の可能性が
示唆されているのです。
では心はどうでしょうか。
人は心でできている生き物です。
人工知能に心が宿るか、
それはわかりません。
わかりませんが、おそらく
心の存在が最後に人を人たらしめる
ものになるのではないでしょうか。
認知的で作業的なものは
人工知能にもできます。
結果エントリーで結果だけにこだわれば、
いずれ人は人工知能に敵わなくなるかも
しれません。
しかし、人が人として生きるには、
認知や結果や “何をするか” だけではなく
“どんな心でするか” という要素も必要です。
結果がどうであれ、
生きていることに満足感を感じる人は、
1 日 1 日を本気で生きている人です。
一生懸命、その日を生きることを
楽しめている人です。
それは、認知の働きではなく
心の状態なので、外界とは関係なく
自分でつくることができます。
もし、人工知能を持ったロボットが
当たり前の世の中になったとしたら、
おそらく今以上に意味づけにとらわれ
認知の暴走が起こるかもしれません。
そのような世界で人として生きるには、
ライフスキル脳が必須となってくるはずです。
ですが、そのような世界にならずとも、
ライフスキル脳は充実した心豊かな
日々を送るために必要な機能なのです。
ある報告によると、人工知能と人間が
協力することでより成果を上げられたそうです。
もしかすると、人工知能は我々人間を
認知的にも精神的にも成長させてくれる
パートナーになるのかもしれません。
P.S.
これらから、ライフスキルの必要性は
どんどん高まっていくでしょう。
では身につける方法は・・・
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