共感だけではダメ
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
私たちは自分のことが大好きです。
自分が大好きで
いつも自分のことばかり考えています。
「いや、私は自分が嫌いです。」
「自分を好きになることができません。」
と言っている人でも、結局その
嫌いな自分のことばかり考えているのです。
確かに好きではないのかもしれませんが、
自分のことに興味があるのです。
人間はみな自分のことに興味があり、
自分のことばかり考えていますから、
他の人にも自分に興味を持って欲しいと思っています。
誰もが自分のことを
分かってほしいという
本能的な欲求を抱えているのです。
欲求に素直な子どもたちをみていると、
自分のことを分かって欲しい
自分の話を聞いて欲しいという気持ちが
ストレートに出ています。
しかし大人になったからといって
この欲求がなくなるわけではありません。
ただ欲求を抑えることが
できるようになっただけなのです。
自分のことを分かって欲しい
という欲求を強くぶつけていたら、
周りの人たちは離れていってしまうでしょう。
とは言え、この本能が
なくなるわけではありませんから、
相手の分かって欲しいという欲求を
満たしてあげることは、
相手をフローへと導くことになります。
奥さんや旦那さんの
分かって欲しいという気持ち、
部下や上司、取引先やお客さんの
分かって欲しいという気持ち、
そこに分かってあげようとする姿勢で
接していくことができれば、
相手は欲求が満たされるのでフローに傾くのです。
しかし、実はただ
分かってあげるだけでは
相手の依存度を高めることになってしまいます。
相手をフローに傾け、
パフォーマンスを引き出すことはできますが、
それだけではダメなのです。
自分のことを分かってくれた
というカタルシスを得ることで、
一瞬の気持ちの良さを感じるのですが、
それは相手に依存して得たカタルシスなのです。
ですから、決して自分で自分を
フローにしているわけではありません。
周りをフローにしていくことも大切ですが、
やはり自分で自分をフローにできるスキルがあってこそ
集団やチームのパフォーマンスは最適・最大化されます。
ですので、やはりライフスキルのことを伝えたり、
一緒にライフスキルの会話ができるような環境づくり、
仕組みづくりが大切で、自分で自分を
フローにしていける人を育てていくことが大切なのです。
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