要潤さんとのトークイベント
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
第 3 回目となる代官山蔦谷とのコラボイベント
“スポーツは文化! Sports Culture”
を先日開催しました。
今回ゲストとして
来ていただいたのは俳優の要潤さん。
要さんは陸上をされていたそうですが、
青春時代には陸上がなくてはならない
存在だったそうです。
そして、俳優になってからエッジに立って
自分の俳優業がみなの喜びに繋がってることを
感じることができたと、要さん自身の人生を
たくさん語っていただきました。
要潤さんからはたくさんの
素晴らしい言葉をいただきましたが、
中でも私が「スポーツとは?」
という問いかけをしたのに対する答えが印象的です。
それは
「スポーツとは人格形成の 1 つである!」
というもの。
人格形成とは、すなわち自分づくりですが、
自分づくりの過程で大切なことは
自分の内側に意識を向けることです。
自分の内側とは自分の脳と心です。
自分の脳や心に意識を向けるということは、
自分の思考や感情に気づくということです。
この気づきの力を養うために、
スポーツはうってつけです。
スポーツは結果とパフォーマンスの関係が見えやすく、
かつすぐにわかります。
自分のスキル、コンディション、
メンタルの状態がパフォーマンスに現れ、
結果に大きく影響しているからです。
いつものパフォーマンスが出せなければ、
自分の内面を見つめ、自分本来の
パフォーマンスを発揮するために、
よりスキルやメンタルを磨こうという発想になります。
このようにスポーツは、
自分の内側にフォーカスすることの
重要性を実感しやすい分野だといえます。
パフォーマンスと結果の関係が見えにくいもの、
例えば仕事もそうかもしれませんが、
その場合、なかなか自分づくりを
しようという発想に至らず、
知識や小手先のテクニックに溺れがちです。
ですが、スポーツだろうと
仕事だろうとどんな状況でも同じです。
私たちには心が存在していて、
常にパフォーマンスの質を決めているのです。
「スポーツとは人格形成の 1 つである!」という言葉は、
そのまま仕事も人格形成の 1 つであることを意味します。
すなわちこの言葉には、
人生が人格を磨くために
存在しているのだという
要さんの哲学があるのです。
スポーツがその一助を果たす
価値のあるものなのだということが
フロア参加者のみなさんに
届いたのではないかと思っています。
そして、さらに要さんはこうおっしゃいました。
「運動は運を動かすという
誰かが言った言葉を大事にしています。」と。
まさにその通りです。
格好いいだけでなく中身も
エクセレントな方でした。
代官山蔦谷とのコラボイベントは
定期的に行っていますので、
ぜひ遊びにきてください。
P.S.
人格形成に必須のスキルとは?
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