「尊敬」は
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
あなたには尊敬する人がいますか?
きっと誰でも 1 度はこのような質問を
されたことがあるのではないでしょうか。
学校などでは必ず聞かれる質問のはずです。
就職活動中に聞かれたこともあるかもしれません。
そして、この質問とセットになっているのが、
なぜ尊敬するのかという問いです。
そう聞かれて、
おそらく偉業を成し遂げた人だからとか、
人格者だからとか、素晴らしいビジョンを
持っているからとか、その人物の結果や行動、
発言などを引き合いにして理由を述べるでしょう。
このように、尊敬とは
とても認知的な行動であり、
必ず何か外側に理由を必要とする思考です。
尊敬する理由が外側に存在しているということは、
逆にその理由が崩れ去ってしまったとき
尊敬できなくなるということです。
よくある話ですが、
本やインタビューなどを読んで感銘を受け、
尊敬できる人だと勝手に意味づけしていた人が、
実際に会ってみるとイメージと異なり
失望してしまったというケースです。
尊敬していた人でも、
付き合いが深くなると
様々な面が見えてきます。
それは、決して受け入れられる
行動ばかりではないでしょう。
中には自分の常識や倫理観では
理解できない行動などもあるかもしれません。
このように、行動や結果に紐付いて
尊敬できるかどうかという評価を下している限り、
尊敬できなくなるリスクも抱えているのです。
すなわち、ノンフローになる
リスクがあるとということです。
尊敬するなと言っているのではなく、
尊敬すること自体を
否定しているわけでもありません。
尊敬できる人がいるのは
素晴らしいことです。
ただし、あくまでも
認知的な思考であることを
忘れないでください。
認知は認知で必要な思考として
常に働かせていなければなりませんが、
それだけではフローにはなれないのです。
P.S.
お互いのありのままを認め、
良好で対等な人間関係を築くには
どうしたらいいでしょうか?
その答えは・・・
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