長時間労働は減らすべき?
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
私たちが仕事をする上で、
高いパフォーマンスを
発揮することはとても重要なことです。
しかし、パフォーマンスを高めるために
量ばかりを重視する考え方は未だに根強く残っています。
長時間労働が問題になっていますが、
パフォーマンスの質が低いため
量で生産性をカバーしようとしていることに
原因があるのではないでしょうか。
量を基準に評価し、質を無視しているのです。
量にばかり注目し
量ばかりを重視するのは、
旧世代の考え方です。
働けば働くほど売上が上がり
給料が増えたという時代も確かにありました。
そのような仕組みで社会が成り立っている時代なら、
量を重視する考え方でも悪くなかったでしょう。
ですが、今は違います。
働いても働いても売上は伸びない、
給料は上がらない、むしろ
負担はますます増えるという時代です。
このような時代では、
どれだけ時間をかけたか、
どれだけ時間を費やしたかという
量を重視する考え方では
生き残っていけないでしょう。
パフォーマンスは「何をするか」と
「どんな心でするか」の
2 つの要素で構成されています。
「何をするか」はパフォーマンスの主役で、
これを間違うと結果も望まないものになってしまいます。
ですが、「どんな心でするか」という視点がなければ、
「何をするか」も誤ったものになりがちです。
例えば、無駄な会議ばかりをして
時間だけが過ぎていく組織は多いと思いますが、
「どんな心でするか」という視点がないばかりに、
だらだらと冴えない頭で
意味のない会議をし続けている、
まさに「何をするか」も間違ってしまうパターンです。
高いパフォーマンスを発揮するためには
この 2 つの要素が絶対的に必要なので、
ただ残業を減らして長時間労働をやめれば
組織として健全になるのかといえば、
そう単純な話ではありません。
質を高めていかない限り、
量を減らせばその分結果は得にくくなります。
パフォーマンスの質を決めているのは
心の状態なので、どんな心でするか
という視点なしに働き方の議論をしても、
根本的な問題解決にはならないでしょう。
多くの組織が心の大切さに気づき、
心を大切にした経営を
目指してくれるようになることを願います。
P.S.
生産性を高める方法はこちら
↓
http://directlink.jp/tracking/af/368691/QjVe47CW/