未経験分野へ不安、どうする?
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
全く料理をしたことがない人にとっては、
包丁を使うのが不安でしょう。
レシピに書いてあることすら、
「本当にこれで合っているのか?」と
不安になりながら作業をするはずです。
ですが、何度も料理を作っているうちに
自然とうまくなります。
ある程度料理のスキルが上達すれば、
今度はレシピを見なくても
料理を作れるようになります。
“有り合わせで作る” のような
レシピに無いような料理も
作れるようになりますし、
初めて挑戦する料理でも、
できるという実感を持つことができます。
私たちは大人になるにつれて
様々なスキルを獲得していきますが、
そのうち未経験のことに対しても
見通しを立てて取り組むことが
できるようになります。
自分にもできるだろう、簡単そうだ、
という臨場感を持つことができます。
ですが、この感覚を
持ちにくい分野もあるはずです。
料理をしたことがある人なら、
お菓子作りに挑戦するのに
大きな抵抗はないかもしれませんが、
料理の経験が豊富だからといって
飲食店を開業しようとは
なかなか思えないはずです。
未経験で知識もない分野に関しては、
失敗したときのことや
間違ったときのことを
イメージしてしまうからです。
レシピのように「まずはこれをしてください」
というマニュアルがあったとしても、
初めは緊張したり不安になったりするのです。
実は未経験のことに対して「失敗するかも」とか
「大丈夫だろうか」とか不安になるのは
自分自身の意味付けです。
この意味づけが心を不安定にし、
判断や決断を鈍らせてしまいます。
また、過去の経験に照らし合わせて
「簡単そう」とか「問題ない」とか
判断するのも自分自身の意味付けです。
そう意味づけすることで
パフォーマンスが上がるなら
それはそれでいいのですが、
良い意味を付けられた時だけ
パフォーマンスが上がるわけなので、
これも結局不安定です。
すなわち、どんな意味が付こうと
自分にフロー化を起こせることが理想なのです。
パフォーマンスが高いときはよりフローな状態へ、
パフォーマンスが低いときはできるだけ
フローな状態へと自分の力で
持っていけることが大切です。
そのためには、どんなことも
自分が意味を付けているということに
気付いていく必要があるのです。
P.S.
不安や恐れもなく
常にフローな状態を作り出す方法は
こちらから学べます。