チームの原動力
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
わたしはクラブチームの監督をしています。
1 つはバスケのエクセレンス。
もう 1 つはラクロスのミストラルです。
クラブチームの原動力は純粋です。
まず何より好きだから・・・。
バスケ好き! ラクロス好き!
土日をつぶして練習していますが、やらされているわけではありません。
職業はさまざまです。
目標もあります。
エクセレンスの目標は全国クラブ選手権出場、ミストラルは全日本選手権優勝。
もちろん、勝つためにやっていますが、目的を忘れず、理念を大事にしてスポーツをやっている素晴らしい若者たちです。
それぞれの目標に向かって日々改善しながら、クラブチームとしての活動をしているのです。
目標を決めない会社はいないと思いますし、理念や目的を掲げている会社もほとんどでしょう。
しかしそれがチームのメンバーに共有されていなければなりません。
形式的に理念や目標を掲げているだけで、果たしてそれが共有されているでしょうか。
目標ばかりを重視していないでしょうか。
もしくは、理念や目的を押し付けてはいないでしょうか。
また、メンバーそれぞれが “やらされ感” で仕事をしていては、絶対にパフォーマンスは落ちていきます。
やらなければならないからやっている。
やれと言われたからやっている。
そんな人ばかりでは仕事が楽しくなるはずありません。
目標だけを大切にすると、少なくない人たちにこの “やらされ感” が出てきてしまいます。
目標への貢献度は、各々の仕事内容によって異なるからです。
例えば売上目標に直接関わるような仕事をしている人の方が、目標に一番貢献していると錯覚してしまうのです。
本当は誰もが目標達成にとって必要な役割を担い、必要な仕事をしているはずなのに、結果や数字という目標ではそれが見えにくくなってしまいます。
このような目的や理念を大切にし、目標のため以上に目的や理念のために行動できるようになれば、素晴らしい、エクセレンスなパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。
P.S.
医者を辞めてまで伝えたかった、チームの生産性を高める秘密とは?
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1件のコメント
理念のない経済至上主義がまかり通っている今のこの国で、喜びをもって生きている人間がいったいどれくらいいるのだろうか。