受け取る用意はできていますか?
おはようございます!
マット・フューリーです。
受け取る時は、喜んで受け取りましょう。
天があなたに必要とするものをお与えになる時は、
あなたに受け取る用意ができた時である。
天はまた、あなたが求める以上のものを
喜んでお与えになるだろう。
――あなたが誠実で、喜んで受け取る限り。
先日、私は行きつけのレストランに行きました。
台湾人のウェイトレスがいつものごとく
私をテーブルに案内しました。
彼女はあらかじめ、どのテーブルに案内するのか
決めていたようでした。
私が席に着くと、彼女は
「マット、お誕生日おめでとうございます」
と言ってくれました。
「ありがとう」と私はナフキンを膝の上に
広げながら答えました。
ふと視線を左に向けると、テーブルの上に
とても高価そうなパールホワイトのワインボトルが
置いてあるのに気づきました。
ボトルには仲睦まじい2匹の鶴の姿が
描かれていました。
コルクの部分は蝋で密封されていました。
私はそのワインボトルを見て、
そしてウェイトレスを見上げて、こう言いました。
「これを私に?」
「私の夫が20年前に作ったものです。
彼はこのボトルに高価なワインを入れて、
空気が入らないように密封したのです」
その女性の夫が数年前に亡くなったことを
私は知っていました。
私はそのボトルを見つめて、こう言おうとしました。
「こんな大切なもの、頂くわけにはいきません。
これはあなたのご主人からの贈り物でしょう?
私にあげるなんてもったいない。
これを頂くわけにはいきません」
しかし、私はそういった言葉を飲み込み、
その贈り物を称えました。
彼女は、ボトルのデザインについて、
また、ボトルが彼女にとってどれほど特別なものかを
話してくれました。
私は彼女の話を聞きながら、少なくとも7回は
お礼の言葉を口にしました。
そして、私は椅子から立ち上り、彼女を抱きしめました。
彼女はこう言いました。
「これは、あなたにいつも本当にお世話に
なっているお礼です。
あなたから本当にたくさんのチップを
頂いてばかりで・・・。
時々、私はもらいすぎだと思って、
申し訳ない気持ちになるくらいです。
こんなにも私に下さるなんてもったいない、
と感じてしまいます」
そこで、私は彼女にこう言いました。
「受け取っていない時は、与えてもいない時なんだ。
与えることと受け取ることはバランスなんだよ。
僕は、毎日みんなに与えようとしているよ。
そして僕は毎日受け取っている。
このバランスを保つために、
両方することが大切なんだ」
彼女は頷きました。
家に帰り、私はワインボトルを妻に見せました。
とても大切な贈り物であることを
妻はすぐ分かったようです。
そして二人でそのボトルを
家で一番高い位置にある棚に飾りました。
部屋を見渡すところに。
「この贈り物は、私の心からのものです」
とウェイトレスは言いました。
「いいや。この贈り物は君の心そのものだよ」
お元気で。
マット・フューリー
PS.
この無料のDVDを見て喜んで受け取ることを学ぼう。
ドクターモルツのサイコサイバネティクス
**今日のフィードバック**
何度も見たくなるDVDでした。
映像がその時代のものをそのまま使われているので、
古谷さん
Comment:
コメントや質問待っています。
全部に返事はできませんが必ず目は通します。
ありがとうございます^^
この話は感動的であるだけでなく、深い意味があると思います。
与える事と受け取る事のバランス、
人間関係も商売も全てこれで成り立っているのですね。
この様な良い関係を沢山築く事で
豊かな人生が送れるのですね。
分かっていても忘れがちな事です。
この様な関係と感動を沢山体験する人生にしたいと思います。
マット兄さん
いつも感動的な話をありがとう。
Dear マット・フューリー:
いつもメール有難うございます。誕生日のワインボトル、いつ開けられたのですか。そのウエイトレスの前で、もしくは後日ウエイトレスを呼んでご家族と空けられたのですか。小生でしたら、彼女に彼女のご主人の思いを一番にテイストして頂きたいと思います。
ご存知のように、日本には「お布施」(仏教)という習慣があります。一般的には提供する側の行為と思われがちですが、この行為は受け取っていただける相手があってはじめて成り立つ行為です。だいぶ前の話ですが、外務大学(外務省)のドイツ人の教授が、小生に彼の母親の話をしてくれました。その中で、彼が小学生の時、同じ学校に通うユダヤ人のクラスメートが靴を履いていませんでした。それを知った彼の母親は、ある時彼の靴の一足をその子供にやるように命じました。彼が持参した靴を見て母親は、そのクラスメートの前で彼をひどく叱咤したと話しました。一番古びた靴を持ったまま彼は茫然としました。母親は、すぐに彼に、一番良い靴を持ってくるように命じました。彼のクラスメートは、はじめはあっけにとられていたそうですが、その新しい靴を手にすると喜びを隠せなかったと彼は語ってくれました。その話を聞いた時、小生は分かったような振りをして儀礼的にうなずいたのを覚えています。
双子の息子達がまだ幼稚園のころ、小生が家にいる時は、毎朝早く起き浜辺をジョギングし、シャワーを浴び朝食を一緒に済ませ送り出すのが日課でした。ある時、書斎にいた小生のところに帰宅するやいなや、一人が飛び込んできました。「これ見て」手には、スパイダーマンのフィギャーが握られていました。「これ持っていなかったんだ。」「そうか、よかったな。手を洗って着替えてきなさい。」と言いましたが、しばらくするとリビングが騒がしくなっているので階下に降りていきました。子供たちのメードとドライバーが家内にしきりに何かを説明していました。しばらくして慌ただしく出て行った二人のあとに、そのスパイダーマンを取り上げられた息子がぼんやりと座っていました。もう一人息子に、何があったかと尋ねると、そのスパイダーマンと彼らの誕生日に日本にいるおばあちゃんから贈られた腕時計を交換したとの話でした。しょげている息子にどうしてそんなことをしたのかと聞いたところ、「だって、あのスパイダーマン本当に欲しかったんだもん。だから僕の持っていた一番いいものと交換したんだよ。」「そうか、でもおばあちゃんからの贈り物は特別なんだよ。おやつを食べたら、スパイダーマン探しに行こう。」その時ふとS教授の靴の話が分かったような気がしました。純粋に駆け引きのない行為でしょう。そのウエイトレス間でも単にワインボトルのやり取りにとどまらず、もしできたならその至福のワインをともに味会うことで、その時、その場、もちろん共通の味わいを共にすることで、彼女の長年抱えてきた彼女のご主人に対する思いをより深く理解しあげることもでき、また一歩進んだ新しい思いにする手助けができたと思います。
富は持つだけでなく、それを身に着け、または肥やしにし、よりいっそう発展すべきだとあなた方は教えたいのだと理解しています。コメントが長くなりましたが、つれづれに書きました、お許し下さい。よりいっそうのご発展をお祈り申し上げます。
いつにもまして、良いお話ですね
感動しました。
追伸
動画のメールレターを
お時間が許すときに、是非また復活させてくださいませ。
楽しみにしています。
心からの贈り物。。
まるで遠い昔に読んだOヘンリーの短編小説のように心温まる
良いお話ですね♪
>嘘がないと感じました。
。。って。。偽りが無いのって本当に気分良いですね♪