人があなたを好きになる理由
From:森兼
人はどういう理由で
他人に好意を持つのだろうか。
実際、ある人には好かれるのに
ある人からは全く快く思われない
なんてよくあることだし、
自分がまるで好きになれないような人が
他の人と仲良くやってるのを
不思議に思ったりするのも日常茶飯事。
このテーマ、
やれ、第一印象で全てが決まるとか、
話よりも仕草や声のトーンが重要だとか
ちょっと調べるだけでいろんな説が
わんさか出てくる。
恐らくどれも重要だとは思うが、
社会心理学者のロバート・チャルディーニは
その著書「影響力の武器」の中で
人が人に好意を持つ強力な要因の1つに、
類似性を挙げている。
(※他にも外見、お世辞、協力、連合の4つがあるそうだ)
チャルディーニによると、
“私たちは自分に似ている人を好みます。
この事実は意見やパーソナリティ特性、経歴
ライフスタイルなど、どのような領域の
類似性においても当てはまるようです。”
仮に初対面であったとしても
年齢の近い人や同じ職業の人が
お互いに仲良くなりやすいのは
紛れもなくこの類似性が影響している。
全くの他人でも同い年というだけで
なんだか安心してしまったり、
同じ職業の人と話をすると
苦労を分かち合った気になるものだ。
つまり、何かしら相手との類似点を
見つけるだけで僕たちは不思議と
相手に好意を持ってしまうというわけ。
そして、それは相手も同じ。
だから、もし相手から
好意を持ってもらいたいなら
下手に会話を盛り上げようとするよりも
類似点を探して共通の話題に花を咲かせるほうが
結果的には望ましい結果となるはずだ。
相手の好意なども意識して
よりよい人間関係を築きましょう。
ーマーケティングディレクター 森兼
PS: | |
もちろんこういったツールで技術を磨けば もっともっとコミュニケーションを 上達させることもできるはずだ。 |
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http://www.milteer.jp/lmc/lmc_letter.php?mag=Psycho20100116MO |
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16件のコメント
私の知り合いで、何となく私と気が合いそうな人がいます。
その人とはあまり会話をしたことはありません。
言葉を用いずに、お互いにアイコンタクトをとっています。
変な話ですが、そのアイコンタクトが心地良く感じるときがあります。
苦手な上司がいます。考え方、感じ方、キャラクターが180度違う相手と感じております。思い返してみれば類似点でないところばかりにフォーカスしていました。その更に上役の上司との関係はこれとは逆にピッタリなので非常にうまくいってますし、会話も弾みます。それがなおさら前述の上司との溝を深めているようにも感じます。まず類似点を探す為に自分がカメラになって類似点のフォーカスポイントを探すつもりで明日からやっていこうと思います。新たなデイリー目標をありがとうございます。
まあ、恋愛でよくいいますよね
相手にばれないように、同じようなポーズとかしぐさをするというね。
で、それによって、お互いの絆がよくなったりするんですよね。
言われてみれば、特に初対面の人と話すときは
無意識に共通の話題を探していた気がします。
ただ自分にはない面にも惹かれたりもしますね。
それは自分がもってる理想のイメージとの共通点と言えるかな。
本人が、自分のことで気に入っている部分に共感できたとき、
「類似性」というものが生まれるのかな?
たくさんのことを経験しその時の自分を掘り下げて見つめていれば、他人の経験のうちの一つくらいは同調できる部分がある。
でも、これは、かなり難しい。
対面しているその人を「真っ白」として見れなければならない。噂などのフィルターを通して見てはいけないのだ。
自分が受け取る感覚だけでコミュニケーションできれば、たいてい意気投合できる。
もう一つポイントは、自分が話しすぎてはいけないこと。その人の話を延々と聴く行為が、その人の心を開かせ、自分への好意となる。
なんとも忍耐のいることだから、よほどの人でなければそのようなことはできない。
時に、この技を磨くためにやってみることもあるけれど、自分の器を広げてくれるような方とはめったにお会いするチャンスはない。
その点、こちらのメルマガは、いつもなんらかのことで自分の中で変化することが起こる。
ありがとうございます。
たしかに そのような側面もあろうかとは思いますが
本人のセルフイメージ
という点が決定的に重要ではないでしょうか……?
つまり
自分のことを嫌っている人は
自分と似た人をも忌み嫌う
という法則ですね。
抑圧家系における同性の親子関係
が その顕著な例です。
何を言いたいのかは
おそらく 大なり小なり
読者の皆さん ご自身が実体験として
ご存知であろうかと考えるところです。
大変参考になりますね!!
コミュニケーションのとり方が
うまい人は、確かに共通点を
見つけるのが早いですね!
しかも自然にそれが出来る。
無理やり相手を褒めるより
いいですね!
確かに類似性というのは、思いあたることが多いと思います。
共通の話題があればとうぜん話も盛り上がりますよね。
コミュニケーション能力が高い人は、相手の興味が持てる話題を引き出すのがうまいのだと思います。
類似したところに好感を持つのは思い当たりますね!
ただし わが子に似た部分を見つけると なぜか腹がたちます
なぜ????
たとえば、自分の良いと思うところと類似性があると盛り上がります。
自分の悪いと思うところと類似性があっても、安心感になりますね。
良いと思うところも「まだ足りない」と責めていたら、類似性のある
人と出会ったら、劣等感になって、嫌うかもしれない。
悪いところを責めていても、嫌うでしょう・・・だから。
まず自分を認める。というのが、大事なんでしょうね。
私の場合、あまり人に苦労したことがありません。
今回の内容を読ませて頂いて自分自身の行動を客観的にみると、
何かしら相手との類似点を見つけていました。
そうすることで、自然に相手との距離が近くなっています。
もちろん、類似点の全部が全部合うわけではありませんが。
今回の内容で、「相手との類似点を見つける」ということの重要性を再確認することができました。
有難うございました。
自分は社交性の低さが弱点だと思っており、
その原因としてアピールしないからだと考えていたのですが、
相手との共通点を探るというスタイルは
ちゃんと試したことがありませんでした。
さっそく、意識して取り入れてみたいと思います。
NLPでもミラーリングとか呼吸を同調させるというテクニカルなものがありますが、これはそういったものではなく、もっと深い領域のような気がします。
話の内容だけでなく、相手に自分と共通のマインドのものを見つけていくこととか。
相手の長所を探すことに似ている感じがします。
おはようございます。
普段は意識せずとも確かに言われてみればやってるなーという感じです。
僕は今朝のこの記事に疑問点があります。
今でこそ僕は人と同じことの安心感のようなものを持っていますが、
以前はむしろ人と違うことの方にかなり意識を置いていました。
そのため、好きになる人、仲良くなれる人も、少し自分と違う性格をもった人でありました。
自分を変えたくて、自分と違う人とつるんでいたのかもしれません。
このように、必ずしも全ての人が、自分と話しが合う人を好むとは限りません。
例えば、大学の教授は自分の考えに反論できる生徒を好みます。
僕は今でも自分のないものをもつ人にすごく興味を持つことがあります。
なるほどですね・・
人が人に好意をもつ協力な要因が類似性。
人は無意識にそれを「安全」と判断するのかも
しれません。
そういえば、商談相手にあまり好かれていないと
感じていたのですが、たまたま共通の趣味があったことが
発覚し、その話題で盛り上がった瞬間から
コミュニケーションがとてもスムーズになったのです。
コミュニケーションのポイントをつかみ
多くの方と喜びを共有したいと思います。
なんだかすごく納得してしまいました。特に、海外にいるときに、日本人同士だとなんだか安心できたり、日本人がいないグループの中では、アジア人同士が気楽だったり。まわりの状況次第で人は、なんとか自分に近い人を無意識に探そうとしてるんだなあと思います。
それらの人たちが日本にいたとしても、決して仲が良くなるタイプじゃないのに、周りがもっと違うと仲好くなれるて不思議だなと思ってたのですが、これで納得がいきました。
学生時代ライバル校同士だったのに、社会に出て、他がもっと違うといきなり仲良くなっちゃうとか、数え上げたらきりがありませんね。