上達しない理由
From:小川忠洋
品川のスタバより、、
空手を習いに道場に入ると、
まず最初に何をさせられるだろうか?
まず、正座をさせられて、
黙祷をすることになる。
心を落ち着ける目的だ。
それから、練習に入る。
まずは、基礎の型をやる。
そして、組み手をする。
それから次のレベルアップのための
個々人の練習をする。
そして最後に黙祷をして、
その日の練習は終了だ。
次の日。
また道場に行くと、また黙祷から始まる。
そして、また昨日と同じ型が始まり、
昨日と同じ組み手をすることになる。。。
そんな中、
誰かがこう言った。
「先生、昨日と同じですけど?」
「何か新しい事を教えてください」
何かおかしなことが起きている。
おかしな事を言うやつがこの道場の中にいるようだ。
一体誰だろう・・・?
それが誰かはおいといて、
恐らく、日本中どんな道場に行っても
新入生がこんな事を言うことはないだろう。
何故なら、空手について何もしらない新入生だって、
空手の型を1日でできるようになるとは思っていないからだ。
そのスキルがたった1回で
身に付くとはおもっていない。
しかし、昨日と違って一つだけ
新入生が手に入れたものがある。
それは何だろう?
「知識」だ。
スキルは1日では手に入らないが
知識は1日目で手に入った。
だから、その新入生は
「新しい知識をくれ」と先生に言った。
先生はこう答えた。
「空手の知識をいくらつけても
君は強くはならないよ
空手の技術を身につけない限り」
これが知識と技術、スキルの違いだ。
たくさんの人が成功するための知識を求めている。
そしてたくさんの人がそれを手に入れている。
しかし、それでも成功する人が少ないのは、
この知識と技術の違いにある。
知識だけ得てそれを身につけようとしなかったら
何の役にも立たない。
知識をいくらつけても成功はしない。
成功するための技術、スキルを身につけて
それが毎日、自然に出るようになるまでは。
それが自分の動きになるまでは。
それが自分の考え方になるまでは。
それが自分自身になるまでは。
知識を技術に昇華するポイントは
空手道場の話からも読んで取れる。
反復だ。
練習。練習。練習。
繰り返し練習することだ。
ー小川忠洋
PS.
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いくら新しい知識を仕入れても、それを具体的に技術として実行できなければ宝の持ち腐れですよね。でも、目にみえにくい技術の場合はどうなんでしょう。私の場合は対人援助職者で面接をする仕事ですが・・・。本にはいろいろな技法が書いてありますが、さっきつかったその知識が、その場に一番ふさわしい技術だったのかどうか・・・。評価するすべが見つからず、評価できないから上達もできないような気がしています。どうでしょう・・・
とてもためになりました