意志の力
From:森兼
僕たちの脳はよく
パソコンに例えられる。
目で見たこと、耳で聞いたことに
何らかの処理をして意味付けするという機能は
確かにパソコンによく似ている。
目や耳がパソコンでいうところの
キーボードやマウスに当たり、
脳がハードディスクやCPUに当たるわけだ。
そして、僕たちの知識や経験はデータ、
行動はパソコンのソフトウェアに似ている。
これだけ考えると、
パソコンのほうが圧倒的に高速に
しかも正確に情報を処理してしまうので
脳よりも優れていると言える。
そして、脳もパソコンと同じように
何か目的を与えられると
できるだけ無駄なくそれを処理をしようとする。
しかし、脳にはあってパソコンにない
決定的に重要なものがある。
それは、意志と想像する力だ。
この力のおかげで
僕たちは未知の出来事に遭遇しても
これまでの経験を元に決断し
行動することができる。
パソコンは与えられた範囲にないことに遭遇すると
エラーとして処理を放棄してしまう。
しかし、人間は違う。
たとえ、未知の出来事に遭遇しても
意志の力でそれを乗り越える決断をして、
想像力でその方法を考えることができる。
人間は意志を持った生き物なのだ。
ところが、この意志の力が弱いと
”エラー”に遭遇したとき
考えることをやめてしまう。
誰かにその判断を委ねたり
自分の中で先送りにしてしまうわけだ。
もちろん、物事には優先順位があるので
一概にそれが悪いとは言えないが。
しかし、そんなことを続けていると
自分の知識の範囲でしか行動しない
機械的な人間になりがちだ。
これはとても危険な信号で
こういう習慣は自分の成長を妨げてしまいやすい。
新しいことに対処しなくなり
想像力を働かせるエクササイズの機会を
自ら放棄してしまうことになるからだ。
人は想像力を使うからこそ
コンピュータよりも高度な
より独創的なアイディアを生みだすことができる。
意志の力を強く持ち
何事も考える癖をつけよう。
そうすることで想像力の力を有効に活用し
自分自身のセルフイメージを変える
足がかりにすることもできる。
ーマーケティング・ディレクター 森兼
PS.
この無料のオーディオは
意志を強くする良い機会となるでしょう。
http://www.milteer.jp/msc/?mag=Psycho20090421-2
人間以外の生き物から学ぶことはたくさんあります。
でも、「人」にしかできないことは、私も森兼さんと一緒の考えです。
そして、ごく最近、あることを発見しました。
「継続」・「夢をかなえる」ということは、「自分の設定した目標が予想よりできない日が続いても、じっと我慢して諦めずに考え続ける。そして、できそうなチャンスを逃さず実行すれば、それは、できたことになる」このようなことを実感しています。
今までは(目標設定も的を得ていなかったこともありますが)、実行できない日が続いてしまうと「これはもう無理なんだ」と諦めて、取り組むことをやめてしまっていました。
今では、いろいろなことを並行させて考えることができるようになり、隙間時間を使って、たくさんのことを実践しています。
このようなことが習慣になってくると、成長のスピードが加速しているような気もします。
今の段階は、その実力に見合った量を見極めることができず、自分が追い詰められたりもしますが、この状態を乗り越えれば、また、違った世界が見えると思います。
頑張ります。