仕事のできる人が陥るワナ
From:森兼
仕事ができる人というのは
何でもこなすことができる。
そもそも、そういった人は
仕事を推し進めることに重きを置いている。
だから多少の障害にぶつかっても
簡単に諦めたりせず、
それを乗り越えていくのだ。
しかし、こういった人は
何でも自分でできるが故に、
とにかく全部自分でやってしまおうとする。
他人の力を使おうとしないのだ。
つまり、本来であれば
他人に依頼しなければできないような仕事を
自分でさばけくことができるので
他人に頼ろうという意識が弱くなるのだ。
その上他の人に仕事を依頼するには
自分のやっている極めて複雑な仕事を
単純化してそれを説明しなければならない。
そして、それをするくらいなら
自分でやってしまったほうが早い。
それはそれで悪いことではないのだが、
そうするとそのうち仕事が
全く進まなくなるのだ。
こうなるとその人がネックとなって
機能不全に陥ってしまう。
もし、あなたが今そういう状況なら
自分の中で役割を作ってしまうと楽だ。
自分の中で役割を決めると
自分がやるべき事と
そうでないことが明確になる。
その結果、自分の役割と
一緒に仕事をする人の役割を
自分の中で定義することができる。
そうすると
本来自分がやらなくてもよいこと、
自分ではやってはいけないことが
おのずと決まってくる。
ただ、実際そんなことは
理屈では分かっている人も多い。
しかし、いざ振り返ってみると
できていない場合も多々あるだろう。
そういうときは
今自分がやっていることと
自分が本来するべき役割を
紙に書いてみよう。
その紙を見れば、いかに
自分がたくさんのことに時間を
奪われているかが良く分かる。
自分の役割を明確にして
効率的に仕事をしましょう。
ーマーケティング・ディレクター 森兼
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今回、初めてコメントさせていただきます。「仕事ができる人が陥るワナ」のコラムを読んでいて、「そういや私は自分でなんでもやってしまうほうだな」と気付きました。「そっか、今まで時間をとられてるワリには、なんだか充実感がない毎日だな」と思っていましたが、まさに時間を奪われていることに、今まで気づいていなかったんだ」と分かりました。 「自分が仕事ができる人間の傾向にあるんだ」というのも今回 初めて知りました(^^)。 今、転職先模索中ですが、今度の職場では このことを気をつけて仕事しよう、と思いました。 ありがとうございました。