ここ、大阪では新型インフルエンザの感染者が広がっているようだ・・・
From:小川忠洋
大阪のオフィスより、、、
昨日、生まれて初めての光景を見た。
薬局の前に、行列ができていたのだ。
新型インフルエンザの感染者が
大阪で見つかってからと言うものの、
大阪の薬局やコンビニではマスクがない・・・
(東京ではどうなんだろう?)
近所のローソンに行っても、ファミマに行っても、
ドラッグストアのコクミンに行ってもマスクのコーナは空っぽだ。
今、大阪の街を歩いている人の
6割か7割くらいの人はマスクをしている。
今まで13年程、大阪に住んでいるが
こんな光景は見た事がない。
オフィスのテナントでも会社に入る前に、
手の消毒が義務づけられている。
この新型インフルエンザはとても強いものらしく、
まだ、抗体が見つかっていない。
そして現状では、世界中に感染者が広がる一歩手前だという。
そのおかげで、マスクが飛ぶように売れている。
新型インフルエンザは一種の流行のようなものなので、
しばらくすれば、抗体も見つかって
治療法ができ、みんな忘れて行くだろう。
そして、安心して
マスクをする事もなくなるだろう・・・
しかし、インフルエンザは
何もこの新型だけに限った事ではない。
こういった一時的な流行ものではなく
常に僕らを脅かしているものが
僕らの周りにはたくさんある。それは、自分の心の中にもある。
自分の心がある種のインフルエンザにかかって
ダメになる事だってある。
僕が思う、最も大きな心のインフルエンザは、心配だ。
心配は、誰もがする事だけど、ほとんどの心配は
「これがダメになったらどうしよう・・・」
と言うようなネガティブなものばかりだ。
そして、ほとんどの場合、
心配事の90%以上は決して実現しない。
しかし、心配した事によって、
弱気になったり、テンションが下がったりするのは事実。
その結果、毎日の振る舞いにも変化が出る。
もちろん。
心配ばかりしていて幸せだと感じる事はできない。
90%以上の心配事が実現しないのなら、
心配をしている90%の時間は無駄になる。
エネルギーの無駄であり、時間の無駄であり、
精神的な価値の無駄になる。
その時間、もっといい事
もっと自分が気持ちよく感じれる事を考えていた方が
心にとっても体にっても価値がある。
5%くらいの心配事は
実現するかもしれない。
しかし、そうだとしても、
それに対する心配ばかりしているのは
とても無駄な事だ。
何故なら、心配は、
不安や恐怖、怒りといった感情以外
何も生み出さないから、、、
5%の事を心配しているよりも
実際にそれを予防する事が
心配を超える行動になる。
想像してみよう。
新型インフルエンザになる事が心配で心配で仕方ない。
インフルエンザにかかったら仕事はどうしよう?
家庭はどうしよう?
などと不安ばかり抱えている人が、
もし、マスクをしてなかったら?
もし、うがいをしてなかったら?
もし、手を洗ってなかったら?
あなたはどう思う?
その人がインフルエンザにかかったとしても
「そりゃ、そうやろ!」 としか思わないだろう。
それと全く同じ事が、心配事にも言える。
心配ばかりしていて
何の対策も予防もしてなかったら?
他人の心配事が自分に入ってこないように
するマスクが目の前にあるのにそれを着けなかったら?
毎日、心配事を洗い流すための
うがいをしていなかったら?
あなたはどう思う?
その心配は何かの役に立つと思う?
その心配はその人に振る舞いにどんな影響を与える?
その心配はその人の感情にどんな影響を与える?
どう?
-小川忠洋
PS:
あなたが12週間プログラムをやった事があるなら、
心配事や不安や怒りが劇的に減る事を体験できるだろう
http://www.drmaltz.jp/zrl/new/ogawa_story.php?mag=Psycho20090522-1