捨て犬の盲導犬
from 杉本
ときどき、私の好きなお話を、
読んでいただいていますが、
今日も、実際にあったお話を
紹介させて下さい。
== 「6歳のテックスは、 だから、犬小屋に、 ハインツが現れる少し前に、 専門医に連れて行くと、 その結果、テックスはすでに、 そういえばこの2~3ヶ月、 門が開いているのに、気づかなかったり、 家へ出入りするのに、 砂利道からそれると、 夫妻が、テックスの目のことで、 その濃茶と、黒の毛皮は、 しだいに、彼のもう一方の親が、 犬小屋に、居候させてもらうのが、 ある週末、シール夫妻は、 やがて、ハインツが、 ただじゃれついているだけに見える動作には、 ハインツは、テックスの、 毎晩、犬小屋に引き上げる時間になると、 朝は、彼を起き上がらせ、小屋の外へ出した。 門のそばまで来ると、ハインツは肩を使って、 囲いの中を、フェンスに沿って走り回るときは、 シール夫人は語る。 『お天気のいい日に、 「馬が走ってきたとき、 それに、最初はどうして2匹が並んで、 ハインツが声を出していたのよ。 シール夫妻は、畏敬の念を抱いた。 その若い犬は、誰からも教えられていないのに、 ハインツはテックスに、
シール家で、子犬の時から飼われていたが、
オーストラリア産の牧畜犬としては、
珍しく気立てが良かった。
家の前に捨てられていた、
ハインツと名づけた新しい子犬が入って来ると、
彼は、この子犬のために、
喜んで場所をあけた。
シール夫妻は、
テックスの目が悪くなっていることに、
気づいたばかりだった。
大学の獣医科研究室で、検査を受けるよう勧められた。
視力を失っていることがわかった。
テックスの様子は、確かに変だった。
フェンスの金網に、鼻面をぶつけたり・・・・・・。
必ず、砂利の小路を通っていたわけも納得できた。
ふらつきながら、もう一度そこまで戻るのも、
目が見えなかったからなのだ。
心を痛めているのをよそに、
ハインツは丸々と太り、元気にはね回るようになった。
健康そのものに、つやつやしてきた。
大型犬であることも、はっきりしてきた。
きつくなってきたのだ。
その横に、新しい犬小屋を作った。
テックスを、押したり引っ張ったりしていたのには、
ちゃんとした理由があったことが、わかってきた。
ひとつひとつ意味があった。
『盲導犬』になっていたのである。
ハインツは、テックスの鼻先を、
そっと口にくわえて、彼を犬小屋に導いた。
テックスを先に通した。
ハインツが、テックスと金網のあいだに入った。
テックスは、車寄せのアスファルトの上で、
寝そべっているでしょう?
車が入ってくると、ハインツが、
あの子を鼻で突付いて起こして、
安全なところへ連れていくのよ』
ハインツがテックスを、脇に押しているのも、何回も見たわ。
牧場を、思い切り走れるのかわからなかったけど、
この前、私が馬で出かけたとき、
あの2匹がついてきたんでわかったの。
あの子は、テックスがぴったりくっついてこられるように、
低い声で、ずっと誘導していたのね』
どんな場面においても、
自分なりに工夫して、
相棒を守り導いていたのである。
自分の目だけではなく、
その心も分け与えていたのだ。」
(「テックスの目」より)
==
優しいテックスに、
捨て犬だったハインツは、
心を尽くして、仕えました。
私はハインツのようになりたいと
常々思っていますが、
こんなに無私の愛を、人に対して持てるかなと、
いつも思います。
皆さんは、ハインツの生き方を
どう思いますか?
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS.
自分のことばかり考えていると、なかなか幸せにはなれませんが、
自分以外の人を助けると、幸せな気持ちになれるのです。
http://www.0stresslife.com/zrl/
【今日の言葉…】私には~~~~?????><! という気持ちが…まず!ありました。何故なら、障害者なのですから~~♫~~しかも
無理やりにされた【障害者=被害者】に成るかしら~~ん!私に“障害を与えた加害者”は、厚かましく~悪びれず~に、私の周りを…ウロ~ウロ~ウロツキ~少しの“手段”で…“きっかけ”を待っておりましたが……ただ!“金”のみ集団【吸血鬼・ゾンビの仲間】に一緒に行動していま~~す…。此処3年間~本当に“ストレス”がたまり“甘い物”をひどく摂取しすぎた様で、久しぶりに写真をと見ますと?ま~~~~だぁ~~~肥えているじゃないですか~~~(冷汗)もう一度“目”を見開いて~~~ビックリ!!此処3年間、その様な環境下にて“四面楚歌”されましたから……【杉本さんの様に…テックスな心に成りたい~♫~」……書いておられましたが?“言葉”では、どうでも表現出来るし、現実の行動を見て…初めて今の私は“認識する”様です…。更に“ボランティア”の方達も?殆ど方が…現状は生活中心ですから、母は「老人ホ-ム」にいますが、今は寝たきりなのんです…。トイレに行きたくても、意識がはっきりしていますから、頼みにくいのでしょうか~?トイレに行くのも我慢していた様で、最近!膀胱炎に成っていた様です…。この様に“ボランティア”もひどい「担当者」が?いますから更に!私も「聴覚障害者達」で生まれ付きの方達は“ボランティア”の言いなりの様で…見た限りでは、“不利な立場”にされている様です…。その様な事から【表面上で判断】されて居られる方が多いので…もっと!突っ込んだ“見方”をされたいモノです…ネ!!!15年前に“中野”に居住していました頃~“マッサ-ジ屋”さんがあり、其処の“オ-ナ-”は【目の障害者】でした…。其処は、その人が生活できるようにと“ボランティア”が集まっていて“切手・カ-ド”を集めて…少しでも“お金”に交換していく…その作業を?ボランティアの方々が手伝うと云う形式でした…。“市のボランティア活動”に申し込んで…指定された場所が其処でした…。当時は!!【耳が悪くても出来るボランティア】と云う感じで~手伝いに行きましたが……“ボランティアの方々”の年齢が高齢者ばかりで?ひどく本人たちの“ポケットマネ-?”が無くなると云う感じで…“イヤナ待遇”を受けたものです。本人達は、その人に“愛”ではなく…唯!!生活の手段として…当時の私には目に映りました。今日は、とりとめもなく~~~いろんな“形”で私は“迫害(現象)”を受けていますから……??今の私は「出来る事」からやっていく事だけです!!もう一度“耳”が聞こえていた時の事が…蘇ってきますから、私に“障害者”にさせた【タタキ男…】に対して必ず!!「裁判…告訴」に持っていく“準備”をしています…。持っていく以上は“勝!!”それのみで…今!資料を準備しておりますが……?私も【ハイツ様な生き方】は…素晴らしい~~~ですネ!!
おっさんなのに、仕事中なのに、涙が出てきた。
いつも素敵なお話をありがとうございます。
杉本さんが担当の時は、必ず見るようにしています。
気持ちが安らかになりますね。
人も誰もが、同じように優しさを持っていると思います。
また、エゴも持っています。
優しさ>エゴ 少しでも優しさをたくさん持ちたいものですね。
良い話を有難うございます。
動物の話はほっこりしますね。不思議です。
純粋な心を持ち合わせているという考えがあるからでしょうか。
生きものって、助け合って生きるように出来ているんですね。小さな命から学ぶことは多いです。
感動的な話だ!すごくいい!自分の犬好きなのでなおさらです。
今、初めて飼った犬といっしょに過ごしてますが、犬を飼う前に想像して
いたよりはるかに頭がいい。というよりむしろ「心がある」って感じです。犬が人に愛されるのはかけがいのない家族になるからでしょうね。
性格的にはむしろ人間以上だと思います。衣食足りてもおかしくなる人間は多いけれども動物は衣食足りるとひどいことはしない。像も自分の子供でなくても助けていっしょに暮らすようになるとテレビで見ました。人も動物から見習うこと、反省することが多いですね。
いいおはなしですね。わたしはつねづねこんな心温まるこばなしをいくつも集めた小冊子をつくって、いつも持ち歩けたらと考えています。きびしい競争社会のなかで日々をおくっていて、心がささくれだってきたなと思ったら、パッと開いて自分の心をなだめてやりたく思うからです。それにしても犬というのは、本当に情の深い動物ですね。“全幅の われに信頼 寄せたるか ワンとなきて 子犬のかけよる” その昔わたしの作ったほやき狂歌です。
そうですね。自分の気持ちに正直に人と接することが大切だと思います。
好きな人や尊敬している人に対しては喜んでヘルプしますが、逆に嫌いな人や軽蔑している人をヘルプしたいとは思いません。
介護の仕事をしていましたが、心からこの方のお世話をしたい。と思えるクライアントさんしか受け入れませんでした。それは自分のためでもありますが、クライアントさんのためでもあります。嫌々ヘルプしても、それは犠牲心や、義務、役割、見下しなどといった「愛」とは違う形のものになり、クライアントさんにもそれが伝わり、かえって重荷や不快感になってしまいます。その方を愛している方にお任せするのが一番です。ハインツもテックスが大好きだったからこそ喜んでヘルプしていたのだと思います。その点動物の方が正直ですからね。
そうですね。自分の気持ちに正直に生きるのが一番だと思います。
好きな人や心から尊敬している人に対しては役に立ちたい、助けたいと思いますが、逆に嫌いな人や軽蔑している人は助けません。
ハインツもテックスのことが大好きだったから楽しくヘルプできたのでしょう。
介護の仕事をしていましたが、心からこの方のお世話をしたい。と思えるクライアントさんしか受け入れませんでした。それは自分のためでもあり、クライアントさんのためでもあります。心から望んでいない介護やヘルプは犠牲となり、相手に対してもそれが伝わり、かえって重荷や不快感になってしまいます。
ハインツくんを素敵な仔にした、最初の「無私の愛」提供者はテックスくんなんでしょうね。
最初に受け入れた彼の愛は素敵ですね。
人助けならぬ犬助けのエピソードは心に響きました。私も人助けに精を出す意欲が湧いて来ました。
良いお話で胸が温まりました。
ですが「無私の愛」というのはどうなんでしょ?
ハインツがテックスの盲導犬となろうと思ったのも、おそらく・・・
>だから、犬小屋に、
>家の前に捨てられていた、
>ハインツと名づけた新しい子犬が入って来ると、
>彼は、この子犬のために、
>喜んで場所をあけた。
・・・があったというのもあるのでは?
惨めな境遇にいる自分を助けてくれた恩人だから・・・というのもあるんじゃないでしょうか?
情けは人のためならず。
心があったかくなりました。
実は我が家にも3歳で失明した犬がいます。
私は彼女の盲導犬になりたいと願いましたが・・・上手く言えませんが人が盲導犬になるのは難しい。
だから、彼女に必要な事を、心を鬼にして教えました。
そしてもう一匹、甲状腺機能低下症&てんかんの小さな犬がいます。
彼女の盲導犬にはなれません。
失明したコは、そのチビ犬にとても優しい。
彼女の存在がどれほどチビ犬にとって大きいか…。
弱い者が弱いわけでは決してないですよね。
ハイツが自分の存在価値を見いだせたこと、すごく嬉しいです。
素敵なお話をありがとうございます。
ありがとうの循環は人の世界だけでなく、動物の世界も同じなんですね。
日本全体に、そして自分に返ってくるよう今日も誰かにありがとうと言われることをします。
ハチ公のお話も、子供の頃読んでもらうのが大好きでした。そして、憧れたものです。
人間以外の生き物や植物に学ぶこと多いです!