自己を向上させようとするのはやめよう
おはようございます!
マット・フューリーです。
こう考えてみてください。
あなたはもう十分長く、
自己を向上させようと努力してきました。
それなのに、努力が報われたようには思えない・・・。
だったら、やめましょう。
今すぐ自己向上をあきらめましょう。
私は本気ですよ。
向上させなければならない、
または向上させられる「自己」なんてものはありません。
向上させる必要があるのは、
あなたの生き方や考え方、
呼吸の仕方、行動の取り方です。
それだけです。
そこに「自己」なんてものはありません。
しかし、ほとんどの人々が、
「自分」に悪いところがあるから向上できない、
と誤解 しています。
あなたは何も悪くないのに。
悪いのは、自分が悪いと考える事です。
確かに、健康は改善できます。
人間関係も、預金残高も、能力も、
向上させる事ができます。
しかし上記はどれも「あなた」ではありません。
あなた=(イコール)あなたの体、思考、感情、
記憶、家柄、家族、立場・・・
と考えるのはやめましょう。
どれも「あなた」ではないから。
「あなた」は、人生で生じるすべての事象を陰で操る、
目に見えない力です。
「あなた」は、そのすべてを創造し、
見守るという重要な役割を担っているのです。
そのことを忘れると、「あなた」と「自己」は衝突します。
あなたは、まるで「自己」が、
役割ではないよそ事をしているかのごとく、
「自己」を責めるようになります。
それではいけません。
自己を責めるのをやめて、呼吸の仕方を変えましょう。
まずは、目を閉じて深く息を吸ってください。
冷たくて透明な湧き水が、足先から頭のてっぺんにまで、
隅々まで染み渡るようなイメージをしてください。
そして、ゆっくりと息を吐いてください。
これを9回繰り返しましょう。
その後、椅子に座り、目を閉じて、
感じ方がどう変わったかに注目してください。
そこには、
「自己」を向上しようとしない自分がいるはずです。
やったのは、呼吸を変えただけです。
しかし、これがプラスの感情を引き出したのです。
さらに、リラックスした状態で呼吸しながら、
次の言葉を9回、自分に言い聞かせましょう。
「僕は、’自己’以外なら、どんな事だって向上させられる」
あとは、呼吸に意識しながら、
その日を過ごしてください。
自分の思考や、呼吸の仕方、姿勢など、
自分にとって重要なものを向上させる事に
フォーカスを当てましょう。
しかし、「自己」だけは、そっとしておいてあげましょう。
マット・フューリー
PS
サクセスグループは自己以外のいろんなことを
向上させることができるでしょう。
http://www.drmaltz.jp/html/success_group.php?mag=Psycho20090630MT
まさにジャストフィットのニュースでした。
ここ最近、「私のここが悪い。」「私のこの部分が足りない。」[「どうしたらいい?」「何をしたら。。。」と…。
自己嫌悪に落ち入ってしまい、どうにも成らなくなっていました。
何とかしなければと思う「強すぎる向上心が自分をダメにする」という言葉が私の頭の中をめぐっています。
何か思い違いをしているんですよね。
なんだろう…、もう少し考えてみます。
確かに「自己」そのものを向上させるなんて無理ですよね。
バイロン・ケイティというセラピスト/コーチがセミナーでの公開カウンセリングをする映像を見たことがあるのですが、クライアントが
「私の何かが間違っているんです」
と言うと、ケイティは
「『私に関して、何か間違っていることがあるんです』と言い換えてみてください」
とアドバイスしていました。そのことに通じるお話だと思います。
真の自己は、モノではなく、カラダではなく、ココロでもない。
間違った同一視が私たちを不幸にする。
モノを使うのはカラダ、カラダを使うのはココロ、ココロを使うのは・・・
それこそ常に知覚し続ける「真の自己」であり、
世間では様々な名で呼ばれる絶対的一者なのでしょう。
ありがとうございます。
おっしゃることの意味が私にも分かるようになりました。
ブッタが唱えた。
諸行無常
諸法無我
「自我」を持つことが全ての苦しみの始まり。
自分とは何なのか?
実際は自分というものは存在しないんですね。