リンカーンの真実
From:森兼
”人民の人民による人民のための政治”
と言ったのはアメリカ合衆国元大統領、
エイブラハム・リンカーン。
ときはアメリカ合衆国を二つに分かつ内戦
南北戦争の真っただ中だ。
1863年7月3日。
リンカーン率いる北軍は
南北戦争の天王山とも言える
ゲティスバーグの戦いに勝利する。
そして、戦後処理が一段落した
11月19日に彼がこの地で行った演説が
ゲティスバーグ演説だった。
この戦いに北軍が勝利を収め、
南北戦争を終結に導いたことで
アメリカの南北分裂は阻止される。
さらに遡ることその1年前、
リンカーンは1862年9月に
奴隷解放宣言を行い黒人奴隷を解放し、
彼らに自由な人権をもたらしている。
このような数々の輝かしい偉業を称え
彼は史上最も偉大な大統領と言われ
アメリカの国内外を問わず、
尊敬される人物とされている。
しかし、、、
実はこれらの行動は
人道上から発したものではなく
政策上のものだったと言われている。
リンカーンが黒人奴隷を解放するように
取り計ったのはなぜか?
それは奴隷制度のおかげで農場の運営を
成り立たせている南部を弱体化させ、
南北戦争を勝利に導くためだったらしい。
さらに奴隷解放宣言は南部を支持する
イギリスを縛る鎖にもなる。
当時イギリスは綿花の大産地である
アメリカ南部から大量の原材料を
安価に買い付け、それを世界中に売りさばき
世界帝国の地位を確固たるものにしていた。
北軍を指揮するリンカーンにとって
イギリスが南部に援軍でも派兵してくると
たまったものではない。
奴隷解放宣言はそんなイギリスの世論を
味方につけ、正義の旗を見せることで
大国イギリスの動きを封じる狙いがあった。
そしてこの政策は大成功を収め
リンカーンは北軍を勝利に導く。
とはいえ、結果的に60万人もの
死者を出した南北戦争が
良かったのかどうかはもちろんわからない。
もっと犠牲を払わなくてもよい
やり方もあったかもしれない。
しかし、真実はどうあれ彼の業績が
今日、多大な影響を与えているのは
紛うことなき事実だ。
リンカーンが偉大だったのは
南部を中途半端に懐柔することなく
その意志を明確に貫いたことだろう。
結果として奴隷は解放され、
北部中心の工業重視の方針が明確になり、
合衆国はさらなる発展を遂げ、
超大国への第一歩を踏み出す。
そしてそれは、彼が自ら信じた道を
迷いなく歩んだ結果と言える。
迷いは決断を鈍らせ行動を遅らせる。
だからこそ、リンカーンは南北戦争という
血塗られた選択に逡巡することなく
自分の信じた道を突き進んだ。
そして、その信念こそが
泥沼の南北戦争を勝利に導いたのだ。
自分の信じる道を進んでいるだろうか?
信じる道が見えなくなっていないだろうか?
迷いの中で立ち止り続けていないだろうか?
信じた道を歩みましょう。
答えはその先にある。
ーマーケティング・ディレクター 森兼
PS.
セルフイメージを確固たるものにして
自らの信じる道を進みましょう。
http://www.drmaltz.jp/html/success_group.php?mag=Psycho20090706MO
毎日 良き教養ある情報を提供頂き 最後まで読まさせていただき
感謝いたしてます、75歳の小6か出てない 田舎の百姓爺ですが
人道の上に大いに役立ってます。有難うございます。