もうだめだと思うまで走る
from 杉本
アメリカの開拓者時代にあった実話です。
東部から、
西部の辺境の地に向かって、
旅をしていたグループが、
出発の時期が遅れたために、
目的地に到着するまでに、
冬が来てしまいました。
ある家族は、
家財道具一式を、
幌馬車いっぱいに詰め込んでいたため、
小さな2人の姉妹は、
徒歩で旅をしていました。
2人の小さな姉妹は、
あまりにも寒くて、
もう歩けなくなってしまいました。
幌馬車隊の隊長がそれを見つけ、
妹の方はまだ小さくて、
本当に歩けなくなっていたので、
誰かの幌馬車に乗せました。
まだ9才にしかならない姉も、
自分も乗せてもらえるだろうと思って、
その男性が差し出す手をつかまえました。
すると隊長は彼女の手をつかむなり、
馬にむちを入れて、走らせ始めました。
彼女は何が起こっているのか、最初は分からず、
ただ置いていかれないように、
一生懸命走り続けました。
「もうこれ以上走れない」
と思ったそのとき、
その男性は、彼女の手を引っ張り挙げて、
ようやく馬に乗せてくれたのです。
そのリーダーは、
意地悪で、そうしたのでしょうか?
実は、妹は歩けなかったために、
幌馬車の中で凍傷になり、
結局、両足の膝から下を、
切断しなければならなくなりました。
でも9才の姉は、まだ走ることができたために、
足が温まり、幌馬車に乗せられてからも、
凍傷にならずにすみ、
無事に目的地に到着することができたのです。
私たちも、今までの人生で、
「なぜ、こんなにつらい目に遭わなければならないのだろうか?」
というような経験を、
したことがありませんか。
「つらい目に遭う」ことで、
私たちは成長します。
例えば、働くということは、
うまくいかない事の連続、
とも言えるのではないでしょうか。
半年間、月間売り上げ目標が達成できなかったり、
渾身の作と思った企画書がボツになったり、
異動先の部署に、
なかなか馴染めなかったりする事は、
ないでしょうか。
苦しんだり、悩んだりするのは
誰でも嫌なものですよね。
ところが、成功している先輩に、
3日間、顧客へ同行訪問してもらっているうちに、
大きなヒントがつかめて、
3ヶ月後に、売り上げ目標が達成できたり、
企画書がボツになって、
くさってしまうところを我慢して、
上司と詳しく話し合ったら、
数カ所、変更する事を条件に、
企画が通ったりと、
つらい経験によって、
普段やっていない工夫を、
する必要性に迫られて、
成功の糸口がつかめたりするわけです。
昔、たくさんの部下がいた中に、
困った問題をすぐに、
私のところに持ち込む人がいました。
もっと悩んでから来るように、
何度も追い返すと、
最初は私の事を恨んでいたようですが、
困ったために、思いついた工夫をヒントに、
成功する経験を、
何度かしてからは、
わたしのところに、
あまり来なくなりました。
もちろん、その人は
放っておいても、
素晴らしい成績を、
収めるようになりました。
あなたは、どんな辛い経験があって、
それをどのように解決しましたか?
そして、どんな成長が得られたのでしょう?
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS. 辛い経験を通して成功の経験を味わうと、
成長し、辛い経験から逃げなくなります。
このことについては、モルツ博士も詳しく教えて下さっています。
http://www.0stresslife.com/zrl/
高校時代のことですが、僕は 体育会系の部に所属していました。コーチや 大
学の先輩は厳しく、とくに夏の合宿は アァ!殺してくれェ~ と思うくらい過酷な
ものでした。今 思い返してみると、健全な身体、強い腰、あの先輩たちには 感謝しています。
若干 視点がずれているかもしれませんが、そんな思いが ふと よぎりまし
た。
ありがとうございす。販売の仕事についたわたしには心にグッと来ます。辛い経験が出来るのが私の
特権だと思います。
気持ちの面では誰にも負けないよう頑張りたいですね。
【私も後!!一歩】当にその時に“断念”に…でも、その時程【成功の前触れ】なのです~ネ!「負け組」にならないように頑張らなくては!!もし“負けそう”になりましたら【イメ-ジ・トレ-ニング】で回避出来ます様です。まだ!更に“やるべき事”が、山積みですが…負けません。必ずや!なし遂げます…と信じて「step・up・me!!」です~ネ!『育児コンサルタント 杉本様』ありがとうございます。
遠い昔、ずい分と長い期間辛い時がありました。そのとき私は知恵を振り絞り乗り越えたのでしょうか。答えはNOです。どうして私だけこんな辛い運命を受け入れなければならないのだろうと泣きながらただただ耐え忍ぶだけでした。
我慢ばかりしていると体にでます。今も持病として抱えながらも、昔のことを思えば今の生活は夢のようだと一人車を走らせているときなど、ふっと思います。
神様はちゃんと見ていてくださり、今の状況に導いていただいたのだと見えない天のお導きに感謝をしています。
もっと前に子供だったころにこのインスピレーションを読むことが出来、感じ取ることができたなら叉違った人生になっていたかもしれないとも思いますが、神様はちょうど良い時期にさまざまなものを与えてくださると思うのでこれで良いのだと思います。
まだまだこれからなので頑張ります。逃げないで。
気づきを頂きありがとうございました。
昔、普通の人未満だと思い続けていた日々がなければ、普通の人以上に心の問題を解決する力は身につかなかっただろうと思います。
今は将来に対する不安もなくなりました。
私も何故こんな目にあってまで仕事をさせられるのか。。。と毎晩の様に泣いていた時期がありました。が、その時に得た知識や経験で今の部所では花開き上司からもお客様からもお褒めの言葉を頂きます。苦あれば楽ありですよね。
リーダーは姉を走らせました。子育ても同じですね。走れるか走れないか見極める眼力。一緒に走ってやる脚力。先のことを考えた今の行動。見習いたいです!