与えられた恐怖
From:森兼
人はショックな出来事に遭遇すると
特別な恐怖を抱えてしまう。
野球のバッターはデッドボールを受けると
しばらくは調子を落として
思うように打てなくなるバッターが多い。
普通の状態だと何の問題もなく打てるのに
またボールに当たるんじゃないか
という”恐怖”を持ってしまうのだ。
そしてその結果、積極的にボールに
向かっていくことができなくなり
力強いバッティングが失われてしまう。
モルツ博士がサイコ・サイバネティクスを
発見するきっかけになったのも患者さんの
アンナという女性が持っていた心の傷からだ。
アンナは失恋のショックで自分の心を
閉ざしてしまっていた。
それが原因でモルツ博士が
彼女の顔にあった事故の傷あとを治しても
心は閉ざされたままだった。
このように
人間はひょんなことからいともたやすく
恐怖や心に傷を抱え込んでしまうものだ。
この恐怖を払拭するには
何らかの方法で恐怖のイメージを
成功のイメージに置き換える他ない。
バッターが調子を取り戻して
再び打てるようになるには
ただひたすら打席に立って
その恐怖を克服するしかない。
実際、ほとんどの場合、
デッドボールを受けた打者は
そうやって恐怖の心を克服し
本来の調子を取り戻す。
アンナの閉ざされた心を
開くきっかけになったのは
「あなたは何も悪くない」
というモルツ博士の言葉だった。
モルツの言葉を聞いた彼女も
必死に自分のセルフイメージを変えて
幸せな自分を取り戻している。
恐怖を克服するためには
それを払拭するために
何かしら努力を重ねる必要があるのだ。
目を背けることでは決して恐怖は克服できない。
問題は解決しないのだ。
もちろん、
そんな恐怖のない人にとって努力は不要だろう。
しかし、もし何かに失敗して怖れを抱いていたなら
セルフイメージを変える努力をしよう。
セルフイメージを変えて、それを克服することで
あなただけの幸せを引き寄せることができるかもしれない。
ーマーケティングディレクター 森兼
PS.
努力を重ね、恐怖に打ち勝ち、
セルフイメージを変えましょう。
http://www.drmaltz.jp/html/success_group.php?mag=Psycho20090708MO