利他から始めると・・・
from 杉本
「自利利他」
という言葉があります。
自利利他の自利とは何か?
自分の利益のことです。
自利利他の利他とは何か?
他人の利益となるように、
図ることです。
また、自分のことよりも、
他人の幸福を願うことが利他です。
人に良かれと思い、
行動することが利他です。
「自利とは利他をいふ」
(天台宗を始めた「最澄」の言葉)とは、
利他を実践すれば、
いつかは自分の利益になる、
ということではなく、
「利他の実践が、
そのまま自分の幸せなのだ」
という考え方です。
利他の行いとは、
つまり、
人に良いことをする利他の行い自体が、
幸福である、
と言っているのです。
でも、「自利利他の利他は、
巡って自分に返ってくる」
自利利他を考えるとき、
そう思っても、
いいのかもしれません。
私たちは、時々人に対して、
「どうしたら、わかってもらえるのか」
「どうしたら、認めてもらえるのか」
と、悩むことがあると思うのですが、
こういう悩みって、
エネルギーの割には、
あまり生産性がないように感じます。
そんな時は、その悩みを、
いい加減なところで、
ほったらかしにして、
視点をがらっと、
変えてみたらどうでしょう。
「どうしたらわかってもらえるか」
という問いではなくて、
「どうしたらあの人の悩みを
軽くできるだろうか」
「どうやったら認めてもらえるか」
ではなくて、
「どうやったら、周りに喜んでもらえるか。」
という質問を、
あえて、自分に投げかけてみるのです。
すると不思議なことに、
人のことで、アレコレ悩んでいると、
自分の悩みが、
いつの間にか、
消えてしまっているのです。
そして恵まれるようになります。
松下幸之助氏は、
「あなたが世の中に対して提供した価値の、
10分の1があなたに返ってくる。」
と言っています。
こういうことを、
常に意識していないと、
「どうやったら儲かるか」
「どうやったら相手は、
自分を認めるようになるのか。」
という問いが、
先走ってしまいます
そうなると、
どんなよい方法があったとしても、
相手の心を動かして、
お金や時間や気持ちを、
こっちに引っ張り込もう
ということになってきますから、
相手はおもしろくないですよね。
「ほしい」という発想を、
頭からはずして、
「どうしたら、
この人に喜んでもらえるか」
という問いを、
真剣に考えてみるところから、
考えるように、
努めていったらどうでしょう。
遠回りのように感じますが、
堅実に自分も、
恵まれるように、
なっていくのではないでしょうか。
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS. 自利利他の精神は、モルツ博士の教えにも生きています。
http://www.0stresslife.com/zrl/
【世の為・他人の為・お役に立ちます…】と、毎日“スロ-ガン”を掲げていますので、私には当たり前の事ですが…ちょっとした“小さな親切”とかは、子供頃smilemark運動がはやっていましたです~~ョネ!これも「笑顔も小さな親切でしょう!」さらに気遣いも此の様にネットで“投稿”しますと、やはり「井戸のなかの蛙」みたいな小さな世界観になり易いのでしょうか?時折【自分中心・やさしさのない方達】に、遭遇します。そのような時、初めて気づくのです~~ョネ!私も、もしかしてと?気づいたその瞬間から、【進歩向上の始まり】と思います…。本当に“どれだけ他人に喜んでもらえるか?”を、毎日毎日自問自答している私ですが…?必ず【宇宙の法則】がありますから“福徳”が返ってきますと、気長~~に!いつかバラのはなが咲く様に、気長~~に!水を差していきますが…「ありがとうございます…杉本様へ」
丁度最近、「どうやったら自分のアイデアを他の人に分かってもらえるだろう」と考えていたところです。
相手に喜んでもらったり幸福になってもらったりする視点から、もう一度考えます。
杉本さんの文章にはいつもハッとさせられることが多いです。
ついつい忘れがちなお商売の…いえ、
人間の根本を教えていただいたように思います。
今日も、まるでパァーッと霧が晴れて視界が広がった感覚を
覚えております。
セールスレターを書いていて、どうも楽しくないし嫌な気分になる、、
ということがあったのですが、それは欲しいという気持ちが前に出すぎているためだと分かりました。どうすれば喜んでもらえるか、と考えていると次第に気分も落ち着くと分かり、その気持で書くように心がけています。
そうですね。これは、やってみなければ、とにかく、何度もやってみなければ分からないことだと思います。欲とは、必要なことでもあり、かといっていきすぎてはいけず、基礎は『利他』!どんなことがあろうと、ここからブレないことが、自利に繋がる気がします。もちろん、見極めも大切です!