心に残るスピーチ
From 古賀令子
「え~、本日はお忙しい中を、
すみませんが・・・」
でスタートした、ある会社の会合です。
2人の長~いスピーチの後、一人の方の
短くて歯切れの良いスピーチ。
思わず聞きほれてしまいました。
日本人の苦手意識の中で、人前でのスピーチは
上位に入っていますが、結構その場面って
ありますよね。
特に仕事の簡単なアピールの場面は多々あります。
なかなか聞きほれるスピーチはないので、
懇親会の時に思い切ってその方に
質問しました。
「とてもわかりやすく、もっと聞きたい、
と思える話し方でしたが
何かコツがあるんですか?」
「いやあ、私も何度もスピーチに失敗して
自己嫌悪に陥ったところから、これではいかんと思い
勉強したんですよ」
図々しくも、
「もし良ければ、ひとつだけポイントを
教えて頂けませんか?」
快く、良いですよ、と言って下さり、
席を移して、約1時間もお話をして
下さったんですね。
自己紹介は、相手の心の扉を開く第一歩でした。
(以前「15秒のドラマ」で紹介)
スピーチは相手の心に届く話し方を
意識することだそうです。
そしてポイントは、時間は90秒前後。
「誰に」「何を」「なぜ伝えたいのか?」
を考えて、シナリオを組み立てる事。
私が、あまりわからないというような顔を
していたのでしょう。
笑いながら、逆に質問されました。
「古賀さんの強みは何ですか?
今まで続けていること、ユニークさ、
人から良く褒められること、などですよ」
雑談の中から、引きだしていただきましたが、
結構ノートに書けましたね。
例えば、
・毎朝の30分のストレッチ体操
・玄関のインテリア
(四季折々の7つのバージョン)
・ティータイムのおもてなし
(お茶、抹茶、コーヒー、紅茶の
おもてなしを楽しみに来られる方も
多いんですよ)
・初めての方とも、すぐお友達になれる
等、自分では当たり前と思っていることも
意外と強みになるそうです。
これらの強みなどを生かして
「自分にしか出来ない、相手のための提案」
という思いでシナリオを構成してみませんか?
まずある場面を想定して、原稿を作り、
何度も何度も練習する事と
アドバイスしていただきました。
素晴らしい話をする人は、皆さん見えないところで
真剣に練習をされているんですね。
あなたは自分の強みは何だと思いますか?
一度数人の仲の良いお友達と、お互いの良い所を
引き出しあう場を作られると良いかもしれませんね。
意外や意外、自分では気づかなかった
ユニークな所、良く褒められる所など、
たくさん見つかるかも知れませんよ。
そして、シナリオを作られると、
きっとどんな場面でも、心に残るスピーチが
自信を持って出来るようになると思います。
PS
セルフイメージを学んでいることも、強みだと思います。
是非、学ばれませんか?
http://www.0stresslife.com/zrl/
自分にしか出来ない、相手のための提案っていいアイデアですね。
私もスピーチの時に心がけていきたいです。
やはり機会を生かして学びつつ体験を通して実践していくことが
一番の近道だと改めて学びました。
有難うございます。